All the Beauty and the Bloodshed

Top Photo:© 2022 PARTICIPANT FILM, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

All the Beauty and the Bloodshed

写真家 ナン・ゴールディンの芸術と闘争

世界的写真家 Nan Goldinの人生、そしてアメリカのオピオイド危機との闘いを描いたドキュメンタリー「All the Beauty and the Bloodshed(邦題:美と殺戮のすべて)」が、3月29日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋他にて全国公開。




2023年にイギリスの現代美術雑誌 ArtReviewが発表するアート界で最も影響力のある人物の1位に選出されるなど、現代で最も影響力のあるアーティストの1人として知られるNan Goldin。

1953年にアメリカで生まれた彼女は、11歳で姉を自死で失い、やがて両親のもとを離れてオルタナティブ・スクールと呼ばれる自由で進歩的な学校に転校する。

そうした思春期の体験はその後の精神形成に大きく作用し、「extended family(拡大家族)」と称する自身の仲間たちとの共同生活を偽りなく記憶しておくために写真表現を用いるようになった。

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70s以降、自身や友人たちの姿を写した率直で個人的なポートレートで世界的に才能が認められ、Goldinは一躍時代の寵児に。

ジェンダーやノーマリティの定義を探求した作品はそのコミュニティに声と可視性を与えると共に、写真芸術に革命をもたらした。

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ドキュメンタリー映画作家でありジャーナリストのLaura Poitrasが監督を務めた本作は、Goldinの人生、そしてアメリカで大きな社会問題となったオピオイド危機との闘いを記した作品。

オピオイドとは、ケシから抽出した成分やその化合物から生成された医療用麻薬であり、2000年頃から依存症や過剰摂取による中毒死が急増。
自身も生死の境を彷徨ったGoldinは、2017年に支援団体 P.A.I.N.を創設し、販売元の製薬会社やそのオーナーである一家、そして彼らから多額の寄付を受けた芸術界の責任を追及する。

作品では巨大な資本を相手に声を上げることを決意したGoldinの出会いと別れ、アーティストである前に1人の人間として歩んできた道のりが明かされていく。

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世界を動かした、あるアーティストの抵抗。
圧倒的な芸術性が導く、痛みと美しさと愛のドキュメントを追って。



KLOCK WORX
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【All the Beauty and the Bloodshed】
RELEASE DATE:3月29日(金)
※新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋他にて全国公開
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