Aya Mizuno
思考を巡らせ見つめる新たな世界
写真家 みずのあやによる写真展「VOYAGER」が、静岡市清水区のフェルケール博物館にて9月30日(火)まで開催中。
静岡県在住のみずのあやは、これまでに2度のフォトドキュメンタリー・ワークショップに参加し、写真評論家 打林俊による「うちばやしゼミ」も受講するなど、写真表現への探究を深めてきた。
静岡や東京での個展開催に加え、グループ展、公募展にも数多く参加している。
2024年にPICTORICO SHOP & GALLERYにて開催された写真展「Voyage」の内容を再構築した本展は、「Alternative」と「オンザデッキ」の2つの物語を紡いだもの。
タイトルの「VOYAGER」とは旅する人、航海者、そしてNASAの探査機の名前を意味し、世界で航路を描いていく者を表す言葉として名づけられた。
パンデミック以降、みずのは時に刺さる視線を感じながら砂浜やアスファルトを地道に歩き回り、思考を巡らせたという。
8月1日(金)から展示される「Alternative」は、そんな彼女がビーチで撮影したモノクローム写真。
その時々に感じていた虚無感からの小さな再生のストーリーをシンプルに描き出した。
会期後半の9月2日(火)からは、ロックダウンの解除後、港湾地区の再開発や豪華客船の寄港によって賑わう埠頭デッキで撮影された「オンザデッキ」を展示。
客船や港湾地区で頑張る人々へのエールが込められたカラフルな写真群が並ぶ。
制限下で思いを巡らせ、立ち現れた新たな世界。
日常を捉える新鮮な視点に、心を弾ませて。
VERKEHR SHIMIZU PORT TERMINAL MUSEUM
054-352-8060
【Aya Mizuno “VOYAGER”】
DATE:9月30日(火)まで開催中
※月曜、8月12日(火)、9月16日(火)休館
※8月11日(月)、9月15日(月)は開館
TIME:9:30am~5:00pm
※最終入館は4:30pm
PLACE:フェルケール博物館 1階ギャラリー
ADDRESS:静岡県静岡市清水区港町2-8-11
ADMISSION:大人 ¥400、中高生 ¥300、小学生 ¥200
WEBSITE:logic.myportfolio.com/voyager