Osamu Yokonami

Osamu Yokonami

子どもたちの泣き顔に写る人間の本能

写真家 横浪修による展覧会「Wild Children」が、BOOK AND SONSにて3月1日(火)まで開催中。

フィルム写真ならではの柔らかなトーンで、ユーモアと透明感が共存する独自の世界を構築する横浪修。
パーソナルワークの他、ファッション誌や広告など幅広いジャンルにおいて第一線で活躍を続け、海外でも写真集の出版を行ってきた。

今展では横浪が長年にわたり撮り続けている、同条件下での子どもを被写体とした「100 Children」シリーズの最新作「Wild Children」から、写真集に未収録のカットを含めた約25点の作品を展示。

およそ1歳から3歳までの子どもたちの泣き顔には、撮影現場という普段と異なる環境下で生じた戸惑いや恐れの感情がありのまま表現され、力強いエネルギーが写し出されている。

そして自身の感情と共にただ真っ直ぐ向けられる真剣な眼差しには、誰ひとりとして同じではない各々の個性が確かに顕在しており、目が離せない魅力を放つ。

作家の横浪は今作のステートメントとして、次のように言葉を綴った。

「なんて泣いてる姿は力強いんだろう
なんて凄まじいエネルギーだろう
まさしく動物的本能がそこには色濃く現れたのであった

『100children』シリーズの延長線上にあるのが今回のシリーズであり
年齢はおおよそ1歳から3歳までの子達である。
お母さんと離れてしまうと何人かはどうしても泣いてしまう。
これまでのシリーズではなだめて泣き止むのを待って撮影していたが
泣いて出来ない子は諦めて撮影してこなかった。
しかし何人かのお母さんは何が何でも撮影したい、、記念に、、そんな想いがとにかく強い。
今回はあえてそこにフォーカスしてみた。
子ども達は周りの状況に関係無く、泣く、とっても泣く、大いに泣き叫ぶ
撮影が終わったあと
生まれて初めての試練をやり遂げ
子ども達の安堵に包まれた顔を見るお母さんの惜しみない愛情が注がれているのを必ず目の当たりにした。
帰る時には達成感に満ちた顔で手を振ってくれる子を見て、お母さんも晴れやかな笑顔を浮かべる。
それを見てなんとも言えない温かい気持ちに毎回なるのであった」


また今展では、同シリーズの過去作「100 Children」および「1000 Children」にて撮影した子どもたちの数年後の姿を捉えた「After Children」の映像作品も公開される。

子どもたちの涙が教える、人間本来の野生的な姿。
剥き出しで投げかけられた感情が、ひたすらに心を刺す。



BOOK AND SONS
03-6451-0845




【Osamu Yokonami “Wild Children”】
DATE:3月1日(火)まで開催中
※水曜定休
TIME:12:00pm~7:00pm
PLACE:BOOK AND SONS
ADDRESS:東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番
ADMISSION FREE
WEBSITE:bookandsons.com/blog/wild_children.php
※入場制限やアポイントメント制となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

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