Top Photo:『普通の生活』©Miyu Productions, New Deer
監督 水尻自子によるアニメーション映画「普通の生活」が、8月24日(日)に新文芸坐にてアンコール上映。 あわせて、過去作品の特集上映も開催される。
1984年に生まれ、身体の一部や日常的なモチーフを感触的に表現するアニメーション作品で知られる映画監督 水尻自子。 短編作品を発表しながら、ミュージックビデオや広告、展示映像の制作を手がけるなど幅広い分野で活躍してきた。 短編作品群は国内外のフェスティバルで上映され、高評価を獲得。 2021年に制作された「不安な体」は第74回カンヌ国際映画祭監督週間コンペティションでプレミア上映され、その後15の国際賞を受賞している。
「普通の生活」は、第75回ベルリン国際映画祭短編映画部門で最高賞である金熊賞に次ぐ銀熊賞を受賞。 さらに現在33の国際映画祭に選出されており、サウンドトラックケルン映画祭では、本作の音楽を担当したとくさしけんごがペーア・ラーベン音楽賞短編映画部門特別表彰を獲得している。 指先をはじめとする身体が外界に触れていく様子から、同じ瞬間は2度とない、変化し続ける世界を10分間の映像で描き出している。
今回の特集上映では「普通の生活」と過去作を含む水尻監督作8作品を上映。 さらに水尻と親交のあるアニメーション作家 水江未来、プロデューサー 土居伸彰によるアフタートークが行われ、水江による2014年ベルリン国際映画祭入選作「WONDER」が同時上映される。
揺らぎ続ける世界と、そこに触れる身体や意識。 国際的に名声を得る、気鋭の監督の感覚をなぞってみては。 NEW DEER www.newdeer.net/ 【Yoriko Mizushiri “Ordinary Life” Special Screening】 DATE:8月24日(日) TIME:2:45pm~4:20pm ※上記時間内に「WONDER」の上映を含むアフタートークあり PLACE:新文芸坐 ADDRESS:東京都豊島区東池袋1-43−5 マルハン池袋ビル ADMISSION:一般 ¥1,900 FILMS: 「かっぽ」(2007) 「布団」(2012) 「かまくら」(2013) 「幕」(2014) 「airflow(audio architecture展より)」(2018) 「マイ・ラグジュアリー・ナイト」(2019) 「不安な体」(2021) 「普通の生活」(2025) WEBSITE:www.shin-bungeiza.com/schedule#d2025-08-24-1
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