Du côté d’Orouët

Top Photo:© 1973 V.M. PRODUCTIONS : ANTINÉA

Du côté d’Orouët

ヴァカンス映画の巨匠が描く青春の日々

フランスの映画監督 Jacques Rozierによるヴァカンス映画の金字塔「Du côté d’Orouët(邦題:オルエットの方へ)」4Kレストア版が、7月5日(土)よりユーロスペースにて公開される。
また公開を記念し、過去作品の特集上映も開催される。

© 1973 V.M. PRODUCTIONS : ANTINÉA
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1926年パリで生まれたJacques Rozierは、高等映画学院(IDHEC)を卒業後、巨匠 Jean Renoirによる「French Cancan(邦題:フレンチ・カンカン)」の撮影に実習生として参加。

テレビ局で働きながら、1955年に初監督作となる短編を制作し、1958年にはトゥール短編映画祭で上映された短編第2作「Blue Jeans(邦題:ブルー・ジーンズ)」がJean-Luc Godardに絶賛される。

© 1973 V.M. PRODUCTIONS : ANTINÉA
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Godardと親交を結んだのちに制作した自身初の長編「Adieu Philippine(邦題:アデュー・フィリピーヌ)」は1962年、カンヌ映画祭・国際批評家週間に選出。

その後も休暇を謳歌する若者などを題材にした作品群は高く評価され、2023年、享年96歳にて逝去した。

© 1973 V.M. PRODUCTIONS : ANTINÉA
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「Du côté d’Orouët」は、ヴァカンス映画の傑作として知られるRozierの長編第2作。

海辺の別荘を舞台に、日付ごとに章立てされた日記のように、海辺に降り注ぐ陽光、若者たちの笑い、ひと夏の恋などで満ちた日々を映し出す。
「人生は映画そのもの」と語るRozierは、演技と素顔の境が曖昧になった俳優たちの輝きを捉えている。

あわせて開催される特集では「Blue Jeans」、「Adieu Philippine」の他、Jean Vigo賞受賞作「Maine Océan(邦題:メーヌ・オセアン)」、長編第5作であり最後の作品となった「Fifi Martingale(邦題:フィフィ・マルタンガル)」など、過去作品の数々が上映される。

© 1973 V.M. PRODUCTIONS : ANTINÉA

大胆に切り取られた、輝かしいヴァカンスの日々。
巨匠が描いた、1つの人生のような映画を堪能して。



EUROSPACE
03-3461-0211



【Du côté d’Orouët】
RELEASE DATE:7月5日(土)
※ユーロスペースにてロードショー
WEBSITE:www.jacquesrozier-films.com/

【Jacques Rozier】
RELEASE DATE:7月5日(土)
PLACE:ユーロスペース
ADDRESS:東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2階
WEBSITE:www.jacquesrozier-films.com/

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