アーティスト anccoの展覧会「Dungeon」が、Ace Hotel Kyotoにて8月31日(日)まで開催中。
ファンタジーの要素を独自の美学で作品に昇華させるアーティスト ancco。
2011年より活動を開始し、幻想的なヴィジュアルをファッションやカルチャーのフィールドへと展開。これまでに「MARC JACOBS」、「CONVERSE」、「RIMOWA」や「GAP」など国内外のさまざまなブランドともコラボレーションを重ねてきた。
最近ではセラミックや3Dプリンターを用いた立体作品にも領域を拡張し、妖精や小悪魔など彼女の空想世界に生きる不思議な存在たちを、彫刻という新たな表現手法で具現化している。
本展のタイトルは近年、制作のために異なる土地で滞在を重ねているanccoの思考のプロセスや感覚に由来するもの。
深層心理へと潜り込み、模索しながら前へ進んでいく行為は、まるでRPGのように新たな環境で目的を果たしていく感覚に似ているという。
滞在の有限性は慣れ親しんだ場所では感じることのない焦燥感を生み出し、より迅速な選択や行動が促される。
キャラクターを選び、限られた時間の中で目的を果たす、そんなゲーム的な感覚と共に彼女の創作は進んでいく。
展覧会では、そのような滞在制作の中で生まれたドローイングとセラミック・スカルプチャーを披露。
会場にはbook/zine shelfも併設され、anccoによる新作ZINEをはじめとする展示に合わせたラインナップを展開する。
また、ショップではコラボレーショントートバッグも販売される。