KYOTOGRAPHIE 2022

Top Photo:© The Guy Bourdin Estate 2022/Courtesy of Louise Alexander Gallery

KYOTOGRAPHIE 2022

京都の街が写真で染まる、10回目の春

文化都市・京都を舞台とする国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2022」が、京都市内各所の会場にて5月8日(日)まで開催中。

マイムーナ・ゲレーシ《Green Transition- Beyond the border》2019年 © Maïmouna Guerresi, Courtesy Mariane Ibrahim Gallery
マイムーナ・ゲレーシ《Sebaätou Rijal 2 BHC》2020年 © Maïmouna Guerresi, Courtesy Mariane Ibrahim Gallery
© The Guy Bourdin Estate 2022/Courtesy of Louise Alexander Gallery

日本と海外の情報が対等に交わる文化的プラットフォームの必要性、そして日本における表現手段としての「写真」の可能性を感じ、写真家 Lucille Reybozと照明家 仲西祐介が立ち上げた「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。

京都が最も美しいと言われる春に毎年開催される本写真祭は、国内外の重要作家によるフォトグラフィーが、趣ある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間と見事に融合し、回数を重ねるごとに好評を博してきた。

林典子《sawasawato》©️ Noriko Hayashi
© Samuel Bollendorff
細倉真弓《NEW SKIN》©︎ Mayumi Hosokura

10回目を迎える今回のテーマは、仏教用語の「一即(すなわち)十」に由来する「ONE」。

「個」がそのものとして「全体」を内包しながら両者が有機的に合わさった状態、つまり、あらゆるものが1つに繋がり、関わり合って存在している状態を表している。

それは世界がまた新たな戦争に直面している2022年、いかなる個の命も国家という全体のために失われるべきではないということを再認識させる。

稲岡亜里子《Eagle and Raven》 ©︎ Ariko Inaoka
稲岡亜里子《Eagle and Raven》 ©︎ Ariko Inaoka
清水はるみ《mutation / creation》 ©︎ Harumi Shimizu
清水はるみ《mutation / creation》 ©︎ Harumi Shimizu

内容は、Guy BourdinやIrving Penn、奈良原一高といった写真家の展示や、将来的に活躍が期待される細倉真弓、稲岡亜里子、清水はるみらによる展示「10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭」など10のメインプログラムに、3つのアソシエイテッドプログラムを加えて構成された。

殿村任香《die of love》 © Hideka Tonomura

街に咲き乱れるフォトグラフィーがたたえる、個々の存在と多様性。
10度目の節目を迎えた祝祭が、新しい世界への再生を決起する。



KYOTOGRAPHIE OFFICE
075-708-7108




【KYOTOGRAPHIE International Photography Festival 2022】
DATE:5月8日(日)まで開催中
※休館日は会場により異なります。
PLACE:京都文化博物館 別館、京都市美術館 別館、出町桝形商店街、DELTA/KYOTOGRAPHIE Permanent Space、ASPHODEL、誉田屋源兵衛 黒蔵・奥座敷、嶋䑓ギャラリー、琵琶湖疏水記念館、蹴上インクライン、Y gion、両足院(建仁寺山内)、HOSOO GALLER、堀川御池ギャラリーなど
PASSPORT:一般 ¥5,000、学生 ¥3,000
※無料会場あり
WEBSITE:www.kyotographie.jp
※その他詳細情報は、KYOTOGRAPHIEのウェブサイトをご確認ください。

SHARE