KYOTOGRAPHIE 2021

Top photo:榮榮&映里、シリーズ〈即非京都〉より 2015–2021年

KYOTOGRAPHIE 2021

未来に繋がる歴史との呼応

KYOTOGRAPHIEが主催する、国内外の最注目のアーティストたちによるアートフェスティバル「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2021」が、京都市内各所の会場にて10月17日(日)まで開催中。

片桐功敦《Sarcrifice》 2020年
Damien Jalet & JR
マルグリット・ボーンハウザー 《Sans titre》、〈Moisson Rouge〉シリーズより

2013年の創立以来毎年欠かさず、世界が注目する京都の街を舞台に開催を続けてきたKYOTOGRAPHIE。

その時々の社会問題や環境問題からテーマを考え、今世界で起きていることをアートを通して人々が自分の問題として認識し、社会全体で解決していくという気運を高めることを目的としてきた。


日本および海外の重要作品や貴重な写真コレクションを、趣のある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展開し、時に伝統工芸職人や最先端テクノロジーとのコラボレーションも実現するなど、京都ならではの特徴ある写真祭となっている。

榮榮&映里、シリーズ〈即非京都〉より 2015–2021年
Seeds on Mr. Iwasaki’s palm, 2017
トーマ・デレーム《Légumineux, daucus carota - different carrots》2009年

今年度は「ECHO(呼応)」をテーマに、感染症対策を十分に行った上で、京都市内の10ヶ所のメインプログラム会場で17組のアーティストの作品を紹介。

また、関連企画であるKG+は公募型アートフェスティバルで、53企画を市内各所のギャラリーなどで展開する。

コロナウイルスの影響で、オンラインでしか会うことを許されず、文化的イベントが軒並み中止となるこの時期だからこそ、アートの力が人々の疲弊した心に生きている感覚を呼び起こす。

デイヴィッド・シュリグリー《無題》2019年
アーウィン・オラフ《Im Wald, Porträt XII》2020年

社会に蔓延る不安と真摯に向き合った作品たち。
明るい未来に繋がる、ポジティブな気運と新たなヴィジョンを獲得して。



KYOTOGRAPHIE OFFICE
075-708-7108




【KYOTOGRAPHIE international photography festival 2021】
DATE:10月17日(日)まで開催中
※定休日は会場により異なります。
PLACE:京都文化博物館別館、二条城二の丸御殿他、出町桝形商店街・DELTA / KYOTOGRAPHIE Permanent Space、琵琶湖疏水記念館(屋外スペース)、両足院(建仁寺山内)、Sfera、HOSOO GALLERY、ASPHODEL、フライングタイガー コペンハーゲン 京都河原町ストア
ADMISSION:一般 ¥4,000、学生 ¥2,000
※中学生以下無料
※各会場で都度支払いの単館チケットあり
※無料会場あり
※その他入場方法の詳細は、KYOTOGRAPHIEのウェブサイトをご確認ください。
WEBSITE:www.kyotographie.jp/

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