Top photo:榮榮&映里、シリーズ〈即非京都〉より 2015–2021年
KYOTOGRAPHIEが主催する、国内外の最注目のアーティストたちによるアートフェスティバル「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2021」が、京都市内各所の会場にて10月17日(日)まで開催中。
2013年の創立以来毎年欠かさず、世界が注目する京都の街を舞台に開催を続けてきたKYOTOGRAPHIE。 その時々の社会問題や環境問題からテーマを考え、今世界で起きていることをアートを通して人々が自分の問題として認識し、社会全体で解決していくという気運を高めることを目的としてきた。 日本および海外の重要作品や貴重な写真コレクションを、趣のある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展開し、時に伝統工芸職人や最先端テクノロジーとのコラボレーションも実現するなど、京都ならではの特徴ある写真祭となっている。
今年度は「ECHO(呼応)」をテーマに、感染症対策を十分に行った上で、京都市内の10ヶ所のメインプログラム会場で17組のアーティストの作品を紹介。 また、関連企画であるKG+は公募型アートフェスティバルで、53企画を市内各所のギャラリーなどで展開する。 コロナウイルスの影響で、オンラインでしか会うことを許されず、文化的イベントが軒並み中止となるこの時期だからこそ、アートの力が人々の疲弊した心に生きている感覚を呼び起こす。
社会に蔓延る不安と真摯に向き合った作品たち。 明るい未来に繋がる、ポジティブな気運と新たなヴィジョンを獲得して。 KYOTOGRAPHIE OFFICE 075-708-7108 【KYOTOGRAPHIE international photography festival 2021】 DATE:10月17日(日)まで開催中 ※定休日は会場により異なります。 PLACE:京都文化博物館別館、二条城二の丸御殿他、出町桝形商店街・DELTA / KYOTOGRAPHIE Permanent Space、琵琶湖疏水記念館(屋外スペース)、両足院(建仁寺山内)、Sfera、HOSOO GALLERY、ASPHODEL、フライングタイガー コペンハーゲン 京都河原町ストア ADMISSION:一般 ¥4,000、学生 ¥2,000 ※中学生以下無料 ※各会場で都度支払いの単館チケットあり ※無料会場あり ※その他入場方法の詳細は、KYOTOGRAPHIEのウェブサイトをご確認ください。 WEBSITE:www.kyotographie.jp/
京都の秋を染め上げる、写真家たちのヴィジョン
線と視線の曖昧な関係性
写真を介して紡がれた、表現者たちの人間模様
滑稽と崇高の合間を弄ぶ意外性
今週のおすすめアート
懸命に生きる女性たちの孤独と光を描く、注目のインド映画
感情や願望を「封印」したジュエリー作品
洞窟で写された故郷の春
「COYSEIO」が映し出す、静けさの中で出会う夏
刹那の美しさを収めた10年の記録
暑さよりも強い存在
親密な友情が与えてくれたもの
自由な視線で捉えた日常の美しさ
モチーフに宿る不可視のもの
現代社会に根差した、自由をまとうフォルム
「me ISSEY MIYAKE」が描写する時間
「CHANEL」のもとで響き合う3つの個性の秘密
デザイナー 若林亜希子が「Duality」を紐解く
愛と強さが響き合う、自分らしさを描くウェア
田中雅也「Duality」のエキシビションをレポート
ポーランドの注目デザイナーが紡ぐ、身にまとう芸術
作品集「Duality」が体現する田中雅也の写真表現
「NARS」が描く甘美なクリエイション
田中雅也による初の写真集「Duality」が「Lula BOOKS」より発売
最新号の内容を紹介
スペシャルムービーが伝える最新号の物語
優美な動きに映る「CHROME HEARTS」の洗練されたスピリット
春風と「THE ROW」が描く麗らかな姿
「ISSEY MIYAKE」が伝える紙と草花の美しさ
春光を浴びて色めく杉咲花と「NARS」の多彩な共演
「YOHEI OHNO」が語る、創造の歩み