写真展「between A and B」は、オノデラユキ、迫鉄平、Nerhol、濱田の4組のアーティストと、これからの時代を担う10代のGAKU生徒とのコラボレーション。

オノデラは、既存の写真の概念を超え、撮るのではなくカメラを使って作品を創り出すという独自の制作手法で知られている。
迫は、路上での偶然の出会いを「決定的瞬間」として捉え、スナップ写真を元にした連続する写真としての映像作品を制作する。

グラフィックデザイナー 田中義久と彫刻家 飯田竜太のデュオであるNerholは、複数の境界を行き来する作品を通じ、日常生活で見落とされがちな有機物の多層的な存在を浮き彫りにする。
そして「見ること」の本質を追求する濱田は、視覚によって左右される認識のポテンシャルに興味を持ち、工業製品としての写真の多様な表現機能に根差したパフォーマティブな制作を続けている。

メイン会場となる三井本館および日本橋三井タワー1階のアトリウムでは、「暗室」を模した4つの小さな空間を4組が自由に構成した新作展示や、創作プロセスを紐解く貴重な資料や初期作品を公開。
そしてGAKUの写真の授業を受講した12名の生徒の成果展として、大型パネルの写真作品やZINEの作品も並ぶ。

本企画は、来場者自身に「見方」を想像的に捉え直す機会を提供し、出展作家でありキュレーターも務める濱田は「他の誰かのように生きること。
それが生きやすさとつながっている世の中で、自分だけの『ものの見方』をつくるということは、どのような意味を持つのでしょうか？」と問いを投げかける。

また、flotsam booksによるZINEフェア「flotsam zines tour 2024」が、三井本館にて10月26日（土）と27日（日）の2日間同時開催。
150組以上の写真作家やアーティストのZINEの展示・販売に加え、GAKUのディレクターを務めるデザイナー 山縣良和が主宰するファッションスクール「ここのがっこう」の生徒によるポートフォリオも展示される。

さらに、オノデラと濱田によるトークイベント「視覚の迷宮へ」や、ZINEの手法に基づいた制作を体験できる、迫によるワークショップ「コピー機とコラージュでポスターをつくる」も開催予定。

そして、日本橋三井タワーに隣接する誠品生活日本橋では、アーティストによる選書コーナーと作品集販売コーナーが10月31日（木）まで設置され、さまざまな視点から作家の表現とその原点に触れることができる。


気鋭のアーティストと、10代の瑞々しい眼差しが捉えた作品群。
写真や制作体験を通し、自分だけの「見方」を探って。



GAKU
gaku.school



【GAKU “between A and B”】
DATE：10月27日（日）まで開催中
TIME：11:00am～6:00pm
※開催時間は会場営業時間に準じます
PLACE：三井本館、日本橋三井タワーアトリウム
ADDRESS：東京都中央区日本橋室町2-1-1
ADMISSION FREE
WEBSITE：gaku.school/news/betweenaanadb/

【Yuki Onodera & Yuji Hamada Special Talk Event “視覚の迷宮へ”】
DATE：10月27日（日）
TIME：1:00pm～2:15pm
PLACE：三井本館内特設会場
ADDRESS：東京都中央区日本橋室町2-1-1
ADMISSION FREE
※先着20名
RESERVATION FROM：gaku-aandb-talk.peatix.com

【Teppei Sako Workshop “コピー機とコラージュでポスターをつくる”】
DATE：10月27日（日）
TIME：3:00pm～6:00pm
PLACE：三井本館内特設会場
ADDRESS：東京都中央区日本橋室町2-1-1
ADMISSION：￥1,500
※当日現金にてお支払いください
※先着20名
RESERVATION FROM：gaku-aandb-workshop15.peatix.com/view

【flotsam books “flotsam zines tour 2024”】
DATE：10月26日（土）、27日（日）
TIME：11:00am～6:00pm
PLACE：三井本館
ADDRESS：東京都中央区日本橋室町2-1-1
ADMISSION FREE

【Selecting and Selling Books】
DATE：10月31日（木）まで開催中
TIME：11:00am～8:00pm
※土曜、日曜、祝日は10:00am～8:00pm
PLACE：誠品生活日本橋
ADDRESS：東京都中央区日本橋室町3-2-1 COREDO室町テラス2階
ADMISSION FREE