Photography? End?
7名の日本人写真家によるコレクティブ活動
写真家の薄井一議、大島成己、オノデラユキ、北野謙、鈴木理策、似鳥水禧、濱田祐史の7名によるコレクティブ活動「Photography? End?」による展覧会が、POSTにて7月31日(日)まで開催中。
2015年に出会った7人によって2019年より始動した「Photography? End?」は、これまでに海外のさまざまな都市で、展示やプレゼンテーション、キュレーターや現地作家との対話や制作などを行ってきた。
今展は、キュレーターの若山満大をインタビュアーに迎えた、各アーティストへのインタビュー集の刊行を記念し開催される。
本書は、7人が写真家だと認識している「人間としての総体を聞いていくこと」で、彼らの活動がなぜ写真と呼ばれるのか、またそこから写真の可能性と有限性を照らすことを試みた1冊。
7つのヴィジョン、7つの写真的経験が語られ、各作家に共通することと相反することが交錯するままに提示されている。
通常版の他に刊行される限定30部のスペシャルエディションには、7名それぞれの制作過程で生じた写真プリント、フィルム、オブジェなどがインタビュー集と共にパッケージ化。
さらに展覧会では、インタビュー内で各作家が言及した作品集の展示販売も行われ、「Photography? End?」を多角的に理解することができる。