Top Photo:© 2019 NORDISK FILM PRODUCTION A/S
デンマークのMalou Reymann監督による自伝的作品「EN HELT ALMINDELIG FAMILIE(邦題:パーフェクト・ノーマル・ファミリー)」が、12月24日(金)より新宿シネマカリテ他全国で順次公開。
90s末のデンマーク郊外が舞台の今作は、地元のサッカークラブで活躍する11歳の少女を中心としたある家族の物語。 幸せな家庭で充実した日々を送っていた彼女は、ある日突然両親の離婚と「パパが女性として生きていきたいから」という理由を告げられたことで日常が一変。 独り思い悩んで寂しさを募らせ、時にはやるせない苛立ちを爆発させながら自分の本当の想いに気づいていく主人公の姿を愛おしく紡いだストーリーは、温かで清々しい余韻をもたらす。
監督を務めたのは、女優として活動したのち数多くの短編映画を発表してきたMalou Reymann。 11歳の時に父親が女性になった経験を持つ彼女は、実体験に基づくエピソードを散りばめながら少女の複雑な感情を繊細かつ鮮やかに掬い取った。
すべてが変わってしまうように思えても、失われずそこにあるもの。 「普通で完璧」な家族の間で交わされる、尊い想いが勇気をくれる。 ESPACE SAROU 03-6416-0335 【A PERFECTLY NORMAL FAMILY】 RELEASE DATE:12月24日(金) ※新宿シネマカリテ他全国で順次公開 WEBSITE:pnf.espace-sarou.com/
色鮮やかに蘇る、ロードムービーの名作たち
悲しくも幸福な輝きを放つ、姉弟の冒険
飾らぬ言葉で綴られた旅先での日々
自身の口で語る、マルタン・マルジェラの全貌
今週のおすすめアート
静寂と余白の美意識に満ちた空間をレポート
ソウルで撮影された2つの写真集
レッスンの合間の穏やかなひと時
「me ISSEY MIYAKE」が描写する時間
「CHANEL」のもとで響き合う3つの個性の秘密
パリの鬼才監督が残した、長編アニメーション3作品
カルガリーを舞台に描く多様な人間像
新たな可能性を開く、「自由」の価値観
少女と大人の間にある混沌
三者の表現が構築する、今だけの空間
都市の二面性が織り成す、折衷的なスタイル
デザイナー 若林亜希子が「Duality」を紐解く
田中雅也「Duality」のエキシビションをレポート
ポーランドの注目デザイナーが紡ぐ、身にまとう芸術
作品集「Duality」が体現する田中雅也の写真表現
「NARS」が描く甘美なクリエイション
田中雅也による初の写真集「Duality」が「Lula BOOKS」より発売
最新号の内容を紹介
スペシャルムービーが伝える最新号の物語
優美な動きに映る「CHROME HEARTS」の洗練されたスピリット
春風と「THE ROW」が描く麗らかな姿
「ISSEY MIYAKE」が伝える紙と草花の美しさ
春光を浴びて色めく杉咲花と「NARS」の多彩な共演
「YOHEI OHNO」が語る、創造の歩み