Top Photo:Louise Bourgeois, Untitled, 1970, Pencil and ink on paper © 2020 Hauser & Wirth | Terms & Conditions
20世紀アメリカの美術界を率いたアーティスト Louise Bourgeoisのオンラインエキシビション「Louise Bourgeois Drawings 1947 – 2007」が、アメリカやイギリス、スイスなどに展開するギャラリー HAUSER&WIRTHのウェブサイトで公開中。
1911年パリに生まれ、1938年の渡米以降、生涯ニューヨークで活動を続けたLouise Bourgeois。 身体のパーツや家、蜘蛛といったモチーフを繰り返し用い、彫刻を中心に多様なジャンルを手掛けた彼女の作品は、自身の幼年時代のトラウマや女性性をめぐる考察から生み出されたもので、フェミニズムアートとしても評価されている。
今回のオンラインエキシビションでは、Bourgeoisのドローイング作品が画面上で披露される。 彼女にとって、描く行為はその70年にわたるキャリアを通じて毎日の儀式であり、記憶と感情を記録し、負の要素を払いのけるために必要な手段として用いられたもの。 展示作品は、インクや水彩、鉛筆から生まれた緩やかに波立つ描線を通じ、Bourgeoisのさまざまな内なる感情を捉えている。 それらは彫刻作品とはまったく異なる実践でありながら同様の緊張感を保ち、建築学や解剖学、幾何学、自然界への論及とともに、ユニークで私的な象徴性と形式的なモチーフが反復されている。
脆さと勇ましさが共存する、美しきカタルシス。 2次元に落とし込まれたBourgeoisの精神世界を旅して。 【Louise Bourgeois Drawings 1947 – 2007】 PLACE:HAUSER&WIRTH(Online Gallery) WEBSITE:www.vip-hauserwirth.com/louise-bourgeois-works-on-paper/
想像の旅へと誘う、ノスタルジックな心象風景
霧の向こうに待つ、未来の気配
ロサンゼルスの丘に佇む巨大建築の素性
多様な創造力が紡ぐ、新たなアートの価値
春の夢に滲む、柔らかな色彩
石を介して見つめる存在の根源
思考の断片を切り取ったグラフィックトートバッグ
「瑠璃色」にまつわる3つのコラム - 平松麻/画家
「CHANCE」をテーマにした特別号の表紙2種が公開
聖夜の情景を見つめるストール
浮遊の中から生まれる強さ
海の気配と共に紡ぐ、1つの序章
旅とプリーツが紡ぐ衣服の軌跡
香りと潤いを届けるボディミスト
日常にある柔らかな瞬間
メンズアイテムが描く新しい輪郭に包まれて。杉咲花が魅せるダウンコートの今。
繊細なディテールに宿る眼差し
最新号の内容を紹介
世にも美しい名作たち 04
光と影のあわいに宿る「CHROME HEARTS」のアイウェア
杉咲花と「TATRAS」が軽やかに今をまとう、ダウンコートの新しい着こなし
世にも美しい名作たち 03
小さな雨の日の物語
矛盾から紡ぐ「AKIKOAOKI」の服作り
思い込みが形作る色や形の意味
そばに在り続ける、純白の雪景色
デザイナー 若林亜希子が「Duality」を紐解く
田中雅也「Duality」のエキシビションをレポート
ポーランドの注目デザイナーが紡ぐ、身にまとう芸術
作品集「Duality」が体現する田中雅也の写真表現
田中雅也による初の写真集「Duality」が「Lula BOOKS」より発売
「YOHEI OHNO」が語る、創造の歩み