Top Photo:©︎ 2020 Prana Filmes
ブラジルの新鋭監督 Iuli GerbaseによるSFスリラー「The Pink Cloud(邦題:ピンク・クラウド)」が、1月27日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国で順次公開。
印象に残るダイアローグや内的葛藤の描写を特徴とする、ブラジルの新鋭映画監督 Iuli Gerbase。 彼女が長編デビュー作として2017年に脚本執筆、2019年に撮影を行った今作は、当初SFとして構想された内容がパンデミックで一変した現実と重なり、予期せぬ形で世界から注目を集めた。
物語の舞台は、10秒間で人を死に至らしめる毒性を持ったピンク色の雲に突如覆われ、部屋の中でしか生きられなくなった世界。 いつ終わるとも知れない監禁生活の中で出産を迎えたGiovana、そのパートナーのYagoを中心に、慣れ親しんだ日常を剥奪され、望まぬ非日常が日常に成り代わろうとする時に人間が何を求めるのかが映し出された。 Gerbaseは今作で、制限された状況下における生存競争ではなく、Luis Buñuelの「The Exterminating Angel(邦題:皆殺しの天使)」やJean-Paul Sartreの「No Exit(邦題:出口なし)」のように人間の感情を描くことを目指したという。
見つめる者の心を照らし返す、ピンク色の幻想。 衝撃のロックダウン・スリラーが、リアリティを持って迫り来る。 SENLIS FILMS senlisfilms.jp 【The Pink Cloud】 RELEASE DATE:1月27日(金) ※新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国で順次公開 WEBSITE:senlisfilms.jp/pinkcloud/
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