国立映画アーカイブと Academy Film Archiveが共催し、23プログラム(35本)を上映する企画「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」が2月5日(日)まで開催中。
アカデミー賞で知られる米国映画芸術科学アカデミーの映画保存機関として、1991年に正式に発足したAcademy Film Archive。
その歴史はAcademy of Motion Picture Arts and Sciencesが1929年より開始した映画収集に遡り、これまでにアカデミー賞受賞・ノミネート作品から先鋭的な実験映画、映画の予告篇、記録映画、ホームムービーに至るまで、外国映画も含めて23万本を収集・保存し、さらに復元も積極的に行ってきた。
日本で唯一の国立映画専門機関である国立映画アーカイブと共同で開催される今回の企画では、23プログラム(35本)の上映を通じて、Academy Film Archiveのコレクションや近年の復元の成果を幅広く紹介。
日本人監督作を含むアカデミー賞受賞作品や、アカデミー・フィルム・アーカイブの復元によって甦ったインディペンデント映画「Scarecrow in a Garden of Cucumbers(邦題:きゅうり畑のかかし)」(1972)、「Primary(邦題:予備選挙)」(1960)、「Portrait of Jason(邦題:ジェイソンの肖像)」(1967)などがラインナップする。