Top Photo:夜の騎士道 4K デジタル・リマスター版 © 1955 - TF1 DROITS AUDIOVISUELS - RIZZOLI
映画史上に輝き続ける俳優 Gérard Philipeの特集「ジェラール・フィリップ生誕100年映画祭」が、11月25日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋、ヒューマントラストシネマ渋谷、その他全国で順次公開。
1922年、カンヌの裕福な家庭の次男として誕生したGérard Philipeは、ニースの大学の法学部に入学したのちMarc Allegret監督の勧めで俳優を目指し始める。 その後、舞台や文学的な映画作品への出演を重ねて名を上げ、映画「Fanfan la Tulipe(邦題:花咲ける騎士道)」で世界中にその名を知らしめフランス初の国際的スターとなった。
戦後、ナチスには占領されながら連合軍として戦勝国になり、引き裂かれていたフランス社会。 そんな中であらゆる世代、あらゆる階級の国民の心を掴んだ彼が演じた役柄は、体制に反逆する青年や貧困にあえぐ芸術家、退廃した医師など、戦後のフランスの矛盾そのものを表していた。 そして映画界と演劇界で押しも押されもせぬスターとなった彼は、キャリアの絶頂期、肝臓がんのため36歳の若さでこの世を去る。
今回の上映では、2022年のカンヌ国際映画祭でプレミア上映され、2020年にドゥ・マゴ賞を受賞した評伝を原作に、生誕100年を記念して製作された最新ドキュメンタリー映画「Gérard Philipe, le dernier hiver du Cid(邦題:ジェラール・フィリップ 最後の冬)」(全編吹替ナレーション:本木雅弘)がラインナップ。 その他、1953年ヴェネツィア国際映画祭優秀作品賞を受賞した「Les Orgueilleux(邦題:狂熱の孤独)」などの名作群12本が、最新技術によって華麗に蘇る。
戦後のフランスで、大衆の夢とロマンを受け止めた名作の数々。 現代に輝きを増す、映画界のスターの再臨を目撃して。 CETERA INTERNATIONAL 03-3715-5775 【Gérard Philipe 100ans D’anniversaire】 RELEASE DATE:11月25日(金) ※ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次公開 FILMS: 「肉体の悪魔 HDデジタルリマスター版」(1947) 「パルムの僧院 2Kデジタルリマスター版」(1948) 「美しき小さな浜辺 2Kデジタルリマスター版」(1948) 「ジュリエット あるいは夢の鍵 / 愛人ジュリエット 4Kデジタルリマスター版」(1951) 「花咲ける騎士道 4Kデジタルリマスター版」(1952) 「狂熱の孤独 2Kデジタルリマスター版」(1953) 「しのび逢い ムッシュ・リポアの恋愛修業 HDデジタルリマスター版」(1954) 「赤と黒 2Kデジタルリマスター版」(1954) 「夜の騎士道 4Kデジタルリマスター版」(1956) 「モンパルナスの灯 HDデジタルリマスター版」(1958) 「危険な関係 4Kデジタルリマスター版」(1959) 「ジェラール・フリップ 最後の冬」(2022) WEBSITE:www.cetera.co.jp/gerardphilipe/
バラエティに富んだ10本が集うポーランド映画祭
「漂流する女性」映画の金字塔
ヌーヴェルヴァーグの正統な後継者と呼ばれた映画監督
美しい秋の森で起こる、時空を超えた3世代の出会い
今週のおすすめアート
さまざまな素材と技法の掛け合わせから生まれる関係
京都を舞台に写した、青春をめぐる1冊
アートディレクターと写真家が交わす美しき対話
60sに描かれた色彩豊かな少女たちの日常
日常に存在する儚い瞬間を捉えた写真集
柔らかな奥行きをまとうコラボレーションシューズ
未来への好奇心を表情に宿すニュアンスカラー
10周年を祝した記念号が発売
「宿」をテーマに昇華される生命観
オフィスでの日常に隠された内面世界
遊び心に満ちた彫刻が輝くリング
軌跡と進化が織り成す「MACKINTOSH」2024年秋冬コレクション
横浪修の作品集「Assembly Teshikaga」が「Lula BOOKS」より発売
Lula Japan編集部に聞いた思い出の1枚