the MAIDEN

Top Photo:(C) 2022 FF Films and Medium Density Fibreboard Films.

the MAIDEN

夢幻的に紡がれる、少年少女の喪失と孤独

思春期の友情と孤独、喪失の悲しみを描いた映画「the MAIDEN(邦題:メイデン)が、4月19日(土)からシアター・イメージフォーラム他全国にて順次上映される。




監督・脚本を務めたのは、今作が初の長編映画監督作となるGraham Foy。

カナダ・アルバータ州に生まれた彼は、2011年に短編映画「Kosmos」 で監督デビュー後、カンヌ国際映画祭の批評家週間にて「Mouseland」(2017)や「August 22, This Yea」(2020)の4作品が上映されるなど、期待の新鋭監督として世界中から高く評価されている。

(C) 2022 FF Films and Medium Density Fibreboard Films.
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本作は、Foyが育ったカナダ西部のカルガリーを舞台に、ある悲劇に見舞われた3人の高校生の喪失感と孤独を描いた物語。

主人公は、カルガリーの郊外に住み、同じ高校に通うKyleとColton 。
親友同士の2人は、住宅地をスケートボードで駆け抜けたり、渓谷で水遊びに興じたりと気の向くままに日々を過ごしている。

しかし夏休みが終わりに近づいたある夜、立入禁止区域である鉄道の線路に侵入したKyleに、悲しい出来事が降りかかる。
Coltonは深い喪失感に打ちひしがれながら、かつてカイルと一緒にたわむれた渓谷に足を向けるようになる。

その頃、同じ高校に通う少女 Whitneyは学校での人間関係に悩んでおり、家を飛び出した後行方不明になってしまう。

(C) 2022 FF Films and Medium Density Fibreboard Films.
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今作は第79回ヴェネツィア国際映画祭ではヴェニス・デイズ部門で未来の映画賞を受賞し、さらに第75回カンヌ国際映画祭の批評家週間「Next Step」のプログラムにも招待されるなど注目が集まっている。

粒子の粗い16mmフィルムの質感を生かして瑞々しく紡ぎ上げられた映像は、鑑賞者をメランコリックで魔法めいた映画世界に惹き込む。

(C) 2022 FF Films and Medium Density Fibreboard Films.
(C) 2022 FF Films and Medium Density Fibreboard Films.
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哀傷に戸惑い不安定に揺れ動く、思春期の心。
悲しみの中で静かに寄り添う、孤独な魂の行方を見届けて。



CRÉPUSCULE FILMS
crepuscule-films.com



【the MAIDEN】
RELEASE DATE:4月19日(土)
※シアター・イメージフォーラム他全国で順次ロードショー
WEBSITE:maiden.crepuscule-films.com

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