2009年にスタートし、個性豊かなアートブック、カタログ、アーティストブック、そしてZINEなどの作り手が一同に集結する場所として人気を集める「TOKYO ART BOOK FAIR」。
文化や言語を超え、アートブックに関わる国際的なコミュニティを広く受け入れるプラットフォームとして進化を重ねてきた。

今年の「TOKYO ART BOOK FAIR」は出展者を入れ替えながら2週末にわたって開催。

Week 1にはLula Japanが初出展し、2014年秋に発売されたIssue 1から最新号のIssue 23まで、すべてのバックナンバーを販売。
23色のテーマカラーを総覧し、11年間に及ぶこれまでの軌跡を辿れる機会となっている。

さらに出版プロジェクト Lula BOOKSより、俳優・モデルのモトーラ世理奈のアーティスト性にフォーカスした「SERENA MOTOLA.」、俳優・アーティスト のんの30歳の節目を記念した「Non」、写真家 横浪修による「Assembly Teshikaga」、写真家 田中雅也による「Duality」がラインナップ。
「Non」の刊行を記念し、「Non」、「AGNÈS B.」、「Lula BOOKS」がコラボレーションした特別なTシャツもあわせて購入できる。

その他にも「TOKYO ART BOOK FAIR 2025」 では、多くの出展者ブースやプログラムによる見どころが満載。

1つの国や地域に焦点を当てて出版文化を紹介する人気企画「Guest Country」は今回、イタリアをフィーチャー。

1966〜1977年の社会運動・芸術運動・政治運動の中から生まれた出版活動を検証する「YES YES YES Revolutionary Press in Italy 1966-1977」、そして1978〜2006年にかけて刊行されたZINEを批評的に紹介する「OUT OF THE GRID: Italian Zine 1978–2006」を通じて、イタリアにおけるインディペンデント出版の歴史を探る。

また、イタリアの企業がアーティストや写真家、デザイナーと共に本を制作してきた歴史を辿る展示「Marchette」に加え、デザイナーとして活躍したBruno Munari、Enzo Mari、Ettore Sottsassらの絵本を多数刊行する出版社 Corraini Edizioniによる展示も登場する。

さらに、日本を代表する写真家の1人であるホンマタカシによるエキシビション「SONGSーものが語る難民の声」では、バングラデシュ、コロンビア、日本の3ヶ国で暮らす難民や国内避難民の住まいを訪ねて制作した作品を展示。

また、Pace Galleryがこれまでに制作してきた展覧会のインビテーションや図録などの印刷物のアーカイブを紹介する展示も開催される。

その他、トークショー、ワークショップ、サイン会、ライブパフォーマンス、キッズエリアや地域連動企画など、多彩なプログラムが揃う。

越境するアイデア、無数の出会い。
「本」を通じて広がる、インタラクティブな体験を持ち帰って。



TOKYO ART BOOK FAIR
tokyoartbookfair.com



【TOKYO ART BOOK FAIR 2025】
DATE：
Week 1　12月11日（木）〜14日（日）
Week 2　12月19日（金）〜21日（日）
TIME：11:00am～6:00pm
※12月11日（木）、19日（金）は12:00pm〜7:00pm
※入場は閉場の30分前まで
PLACE：東京都現代美術館
ADDRESS：東京都江東区三好4-1-1
ADMISSION：一般 ￥1,000
※オンライン事前予約制。チケットの発行手数料に￥165がかかります。
※当日券は￥1,200で各日4:00pmまで若干数販売予定。
※一部のイベントには別途参加費が必要です。
RESERVATION FROM：www.ticketpay.jp/calendar.php?content_code=tokyoartbookfair2025
WEBSITE：tokyoartbookfair.com
※詳細はTOKYO ART BOOK FAIRのウェブサイト、SNSをご確認ください。