Kawamura Memorial DIC Museum of Art 1990-2025

Top Photo:200室 撮影:高橋マナミ

Kawamura Memorial DIC Museum of Art 1990-2025

休館前最後のコレクション展示

DIC川村記念美術館による休館前最後のコレクション展示 「DIC川村記念美術館 1990–2025作品、建築、自然」が、3月31日(月)まで開催中。

200室
撮影:高橋マナミ
木漏れ日が差す廊下
撮影:高橋マナミ
ムーア彫刻と広場
撮影:高橋マナミ

1990年、千葉県佐倉市の緑豊かな北総台地に開館したDIC川村記念美術館。
作品・建築・自然の3要素の調和という指針に基づき、34年にわたって活動を続けてきた。

11室の展示室は作品にふさわしい空間作りを目指して設計されており、多彩な作品群それぞれに合わせてサイズや意匠が変化。
作品の大きさや周りに醸し出す雰囲気までもが考慮された展示室、外の光や景色を適切に採り入れた空間設計など、作品と鑑賞者のためにさまざまな工夫が凝らされている。

105展示室 ジョゼフ・コーネル
201展示室 フランク・ステラ
203展示室 ネオダダからミニマリズム、日本の現代へ

本展は、当初2025年1月下旬予定であった休館開始日の延期を受けて企画されたコレクション展示。
通常は企画展示室として使用されている空間を含む全館を使用し、過去最多となる約180点の作品群を公開する。

開館以来、3要素の調和が最も純粋な形で現れる場として大切にされてきたコレクション展示の集大成となっている。

ピエール・オーギュスト・ルノワール《水浴する女》1891年 DIC川村記念美術館
クロード・モネ《睡蓮》1907年 DIC川村記念美術館
ラースロー・モホイ゠ナジ《スペース・モデュレーターCH 1》1943年 DIC川村記念美術館

なお、佐倉市の現美術館は4月1日(火)から休館し、今後は規模を縮小して東京都内に移転する方針を発表している。

ロスコ・ルームへと続く廊下
撮影:高橋マナミ

自然の中で個々の作品の存在を受け止め、多層の「出会い」を生み出す場。
休館前最後に、本美術館の真髄に触れてみては。



HELLO DIAL
050-5541-8600



【DIC川村記念美術館 1990–2025作品、建築、自然】
DATE:3月31日(月)まで開催中
※月曜、2月25日(火)休館
※ただし2月24日(月)、3月31日(月)は開館
TIME:9:30am~5:00pm
※入館は4:30pmまで
PLACE:DIC川村記念美術館
ADDRESS:千葉県佐倉市坂戸631
ADMISSION:一般 ¥1,800、学生・65歳以上 ¥1,600
※高校生以下無料
※チケットの詳細は展覧会および美術館のウェブサイトをご確認ください。
WEBSITE:kawamura-museum.dic.co.jp/art/exhibition-past/2025/collection/

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