Le Corbusier

Top Photo:ル・コルビュジエ 《奇妙な鳥と牡牛》 1957年、大成建設株式会社蔵
Top Photo:ル・コルビュジエ 《マッチ箱と二人の女》 1933年、森稔コレクション蔵

Le Corbusier

モダニズム建築の巨匠の円熟期回顧展

近代建築の巨匠 Le Corbusierの展覧会「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」が、パナソニック汐留美術館にて3月23日(日)まで開催中。

ル・コルビュジエ 《マッチ箱と二人の女》 1933年、森稔コレクション蔵
ル・コルビュジエ、ロンシャンの礼拝堂(フランス、ロンシャン)1950年-55年 南西からの眺め 建築:ル・コルビュジエ、撮影:下田泰也、2016年
ルシアン・エルヴェ 《ショーダン邸南西側ファサードのディテール》 1955年、大成建設株式会社蔵

1887年スイスに生まれ、主にフランスで活躍したLe Corbusierは、機能主義に基づく建築を提唱し、ドイツのMies van der Rohe、アメリカのFrank Lloyd Wrightと共に近代建築の3大巨匠と呼ばれる建築家。

フランスのサヴォア邸やラ・トゥーレット修道院、そして上野の国立西洋美術館など、手がけた建築群のうち17作品もが世界遺産に登録されており、著作「Vers une architecture(建築をめざして)」(1923)中の「住宅は住む機械」という言葉に集約される彼の哲学は、現在も多くの建築家に影響を与え続けている。

ル・コルビュジエ 《レア》 1931年、大成建設株式会社蔵
ル・コルビュジエ 《奇妙な鳥と牡牛》 1957年、大成建設株式会社蔵

本展は、2019年に国立西洋美術館にて開催された彼の活動前期に焦点を当てた展覧会「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」に続き、40歳代以降の円熟期の創作にスポットを当てる日本初となる試み。
ゲストキュレーターにドイツ人美術史家 Robert Woitschützkeを迎え、20世紀の革新的な創造の源泉に迫る。

タイトルにもある「諸芸術の綜合」は、40歳代以降のLe Corbusierが建築の指揮のもとで絵画や彫刻を繋ぐ試みを指した言葉。
絵画、素描、彫刻、タペストリー、建築、都市計画はすべて、彼にとって「1つの同じ事柄をさまざまな形で創造的に表現したもの」かつ、「人の全感覚を満たす詩的環境を創り出すために、互いに関わりながら集結するもの」であり、本概念は統一、調和、普遍的法則の理想主義に導かれた彼の芸術観全体を示すスローガンともなった。

ル・コルビュジエ 《手》 1957年、森稔コレクション蔵
ル・コルビュジエ 《牡牛XVI》 1958年、ル・コルビュジエ財団(パリ)蔵

気鋭の建築コレクティブ ウルトラスタジオが内装を手がけた会場では、後期の建築作品にあわせて30s以降に創作された絵画、彫刻、素描、タペストリーを展示し、伝統的な枠組みを超えた芸術観を明示。
それらをFernand Léger、Jean Arp、 Wassily Kandinskyといった同時代を生きた先駆的な芸術家たちの作品と対峙させることで、当時の芸術潮流における彼の立ち位置も浮かび上がらせる。

3連画(トリプティック)として展示される「牡牛XVI」、「牡牛XVIII」、「牡牛」(未完・遺作)は、人間の生命力と精神の進化を象徴的に表した「牡牛」シリーズの集大成となっている。

ルシアン・エルヴェ 《カップ・マルタンの海岸でのル・コルビュジエ》 1951年、大成建設株式会社蔵

革新をもたらした建築家の後半生。
近代建築に影響を与え続ける、巨匠の美学を紐解いて。



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今展の無料鑑賞券を抽選で5組10名様にお届けいたします。
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応募締め切りは2月20日(木)まで。
当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。
※無料鑑賞券の有効期限は3月7日(金)となります。


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【Le Corbusier: Synthesis of the Arts 1930-1965】
DATE:3月23日(日)まで開催中
※水曜休館
※3月19日(水)は開館
※土曜、日曜、祝日は日時指定予約制(平日は予約不要)
TIME:10:00am~6:00pm
※3月7日(金)、14日(金)、21日(金)、22日(土)は8:00pmまで
※入館は閉館の30分前まで
PLACE:パナソニック汐留美術館
ADDRESS:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
ADMISSION:一般 ¥1,200、65歳以上 ¥1,100、大学・高校生 ¥700
※中学生以下無料
※チケットの詳細は展覧会および美術館のウェブサイトをご確認ください。
WEBSITE:panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/25/250111/
※本展は、ル・コルビュジエ財団の協力のもと開催されます。

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