Each View

Each View

4人の表現者による、具象と抽象の間の探求

写真家 川内倫子と濱田祐史、日本で初の展示となるペインター Christian FranzenとLiane Chuの4名によるグループ展「Each View」が、HENKYOにて3月1日(土)まで開催中。

2001年に「うたたね」で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞し、2013年には写真集「あめつち」を世界3ヶ国から同時刊行した川内倫子。
現在に至るまで精力的に活動を続け、作品は金沢21世紀美術館やパリのカルティエ財団美術館、サンフランスシスコ近代美術館などに収蔵されている。

濱田祐史は、日本大学芸術学部写真学科卒業後、東京を拠点に国内外で作品を発表し続けている写真家。
「見ること」の本質を追求し、写真の多様な表現機能に根差したパフォーマティブな制作を続けている。

川内倫子
濱田祐史

ペインター Christian Franzenは、2018年にカリフォルニア州立大学ロングビーチ校で美術学士号を取得し、現在はロサンゼルスを拠点に活動中。
香港やニューヨークのギャラリーで行われたグループ展に参加し、2024年にはイギリスで初の個展「Partial Truth」を開催した。

中央美術学園で実験芸術学部の修士号を取得した、新進気鋭の若手アーティスト Liane Chu。
絵画やインスタレーション、彫刻などさまざまな素材を研究する彼女は、ロンドンやニューヨーク、フィンランドなど、国境を越え活躍の場を広げている。

Christian Franzen
Liane Chu

本展で並ぶ作品群は、見る人の視点によって異なる解釈を引き出し、具象と抽象の間に広がる曖昧な領域を探求している。
写真が描き出すリアリティと絵画が生み出す想像力が交錯することで、「見る」という行為そのものに問いを投げかける。

形状の断片が織り成す視覚的体験は、固定された意味を超え、鑑賞者の感性によって新たな物語を生み出す。
1つの答えではなく無数の可能性を導くそれらの作品は、鑑賞者の目に映るそれぞれの「景色」を問いかける。

写真と絵画の間に広がる、新たな物語。
4人によるそれぞれの風景を、自身の感性で紐解いて。



HENKYO
henkyo.jp



【Each View Exhibition】
DATE:3月1日(土)まで開催中
※日曜、月曜、祝日休廊
TIME:12:00pm~7:00pm
PLACE:HENKYO
ADDRESS:東京都渋谷区神宮前5-9-15 地下2階
ADMISSION FREE
WEBSITE:www.instagram.com/p/DFINGG9yKXE

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