Light on Paper: Traces of Light
豊かな印刷技術で写し出す、5名の写真家の光
石田真澄、熊谷聖司、野口里佳、濱田祐史、山元彩香の5人の写真家による写真展「『紙の光 光のしるし』展」が、竹尾が運営する紙のショールーム 竹尾 見本帖本店とDNPプラザ 表現工房の2ヶ所にて11月22日(金)まで同時開催中。
本展は、紙の専門商社 竹尾が取り扱う質感や色を重視したファインペーパーと、DNPグループの印刷技術を掛け合わせた企画。
5人の写真家が自身の作品の「光」に調和するファインペーパーを、紙の色や張り、重みといったそれぞれの観点から精選した。
そして豊かな階調と濃度・鮮やかさを実現する印刷技術により、各々が撮り下ろした情景が紙の上に繊細に記された。
石田真澄
参加するのは、独自の表現方法で活躍する5名のアーティスト。
1998年生まれの石田真澄は、独学で写真を学び、2017年5月に自身初の個展「GINGER ALE」を開催した。
2018年に初の作品集「light years -光年-」を刊行し、近年では2021年に3冊目の作品集「echo」を出版。
さらに雑誌や広告などでも活動するなど、幅広い分野で躍進を続けている。
北海道出身の熊谷聖司は、日本工学院専門学校を卒業後、写真作品や写真集の制作を中心に東京を拠点として活動中。
2020年にはスタジオを開設し、カラー暗室や8×10のカメラ講座などを行う他、自身のレーベル「マルクマ本店」も運営している。
野口里佳は、現在は沖縄県をベースに、現代美術の国際展を含め国内外で活動する。
国立近代美術館、国立国際美術館、グッゲンハイム美術館、ポンピドゥー・センターなどに作品が収蔵されており、現在はロンドンのDaiwa Foundation Japan Houseで個展「Life on Planet Earth」を開催している。
大阪府生まれの濱田祐史は、写真の原理に基づいて概念を構築し、自身の記憶や偶然などを介して写真の多様な表現機能に根差したパフォーマティブな制作を続けている。
東京を拠点に国内外で作品を発表し続け、2023年には写真集「light there」を刊行した。
1983年に生まれ、京都精華大学芸術学部造形学科洋画コースを卒業した山元彩香は、なじみのない国や地域へ出かけ、そこで出会った少女たちを撮影する。
身体に潜む土地の記憶と身体という空虚を写真にとどめるアプローチを続け、最近ではタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで個展「Sand, Water and Dust」を開催した。
展示は2ヶ所それぞれ異なる視点で構成され、会場では本展に合わせて制作された写真家の作品集が数量限定で販売中。
※山元彩香の写真集「skiá」は販売受付終了。
色とりどりに並ぶ、5名の個性。
写真家が捉えた光が、多様な紙の上に立ち上がる。
TAKEO MIHONCHO HONTEN
03-3292-3669
【Light on Paper: Traces of Light Exhibition】
TAKEO MIHONCHO HONTEN
DATE:11月22日(金)まで開催中
※土曜、日曜、祝日休館
※11月2日(土)は開館
TIME:11:00am~6:00pm
※11月2日(土)は1:00pm~5:00pm
PLACE:竹尾 見本帖本店
ADDRESS:東京都千代田区神田錦町3-18-3
ADMISSION FREE
WEBSITE:www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20240930.html
DNP PLAZA HYOGEN KOBO
DATE:11月22日(金)まで開催中
※日曜休館
TIME:10:00am~8:00pm
PLACE:DNPプラザ 表現工房
ADDRESS:東京都新宿区市谷田町1-14-1 DNP市谷田町ビル1階・地下1階
ADMISSION FREE
WEBSITE:dnp-plaza.jp/CGI/event/reservation/detail.cgi?seq=0001324