Top Photo:From Kiryu #2 2020年 作家蔵
国内外で活躍する写真家 石内都の展覧会「石内都 STEP THROUGH TIME」が、大川美術館にて8月10日(土)から12月15日(日)まで開催される。
1947年群馬県桐生市に生まれた石内都は、神奈川県横須賀市で少女時代を過ごしたのち、多摩美術大学に入学しデザインを専攻する。 70sより写真を撮り始め、第50回毎日芸術賞やハッセルブラッド国際写真賞などさまざまな賞を受賞する他、国内外で個展やグループ展を精力的に開催してきた。 被爆者の遺品を独自の眼差しで撮影した代表作の1つ「ひろしま」は、世界でも高い評価を確立。 2018年には活動の拠点を横浜から故郷である桐生に移し、制作活動を続けている。
本展は、デビュー作とされてきた代表作「絶唱、横須賀ストーリー」に先立ち1976年に桐生周辺で撮影された「はるかなる間」から、木村伊兵衛賞を受賞した「APARTMENT」、日本各地の赤線跡を撮り続ける「連夜の街」、亡き母の日常のものを写した「Mother‘s」、「ひろしま」シリーズの新作、そして桐生の街をとらえた撮り下ろしの「From Kiryu」で構成され、石内がプリントしたヴィンテージプリントも多数展示。 大川美術館開館以来初の展示室すべてを使用する展覧会であり、社員寮を改築して造られた個室が連なる空間において、彼女が向き合ってきた時間の流れを辿る。
時を超えて感情を揺さぶる作品の数々。 写真家の故郷の地で、その眼差しの強さに向き合ってみては。 OKAWA MUSEUM OF ART 0277-46-3300 【Ishiuchi Miyako “STEP THROUGH TIME”】 DATE:8月10日(土)~12月15日(日) ※月曜、8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火)、11月5日(火)休館 ※ただし8月12日(月・祝)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・祝)は開館 TIME:10:00am~5:00pm ※入館は4:30pmまで PLACE:大川美術館 ADDRESS:群馬県桐生市小曾根町3-69 ADMISSION:一般 ¥1,000、大・高生 ¥600、中・小学生 ¥300 ※詳細は美術館のウェブサイトをご確認ください。 WEBSITE:okawamuseum.jp/event.php
母親になって見え始めた社会のグラデーション
人間の立ち位置を問い直す、野生動物の姿
日本屈指の彫刻家が考え続けた人間の本質
アートのように立ち現れる日常風景
ニューヨークで描いた、10代の自分に捧げる物語
異素材を編み込んだ、新鮮な作品群
ソフトなシアリングで包み込む、華やかなサンダル
エレガンスに遊び心を添えた甘美なコラボレーション
写真家が探し求める、穏やかなユートピア
伝統技術で織り成す、現代的なウェア
ウェス・アンダーソン作品を想起させる、冒険心あふれる風景
今秋のフェスティバルで注目の6展示
感情と記憶を呼び起こす、安らぎの空間
強い意志が導く羽化の過程
10周年を祝した記念号が発売
Lula Japan編集部に聞いた思い出の1枚
2つのクラフツマンシップが鮮やかに輝く腕時計
軌跡と進化が織り成す「MACKINTOSH」2024年秋冬コレクション
横浪修の作品集「Assembly Teshikaga」が「Lula BOOKS」より発売
Lula Japan最新号をさらに楽しむために読みたい3冊
「CHROME HEARTS」が魅せる、シルバーの内なる美学
クラシックと遊び心が出合った、上質な新作