Pascal Viout
アートのように立ち現れる日常風景
日本在住のフランス人写真家 Pascal Vioutの写真作品集「PERMANENT VACATION 長い長い休み」が発売中。
またこれを記念した写真展が、神戸のTHE BOOK ENDにて8月12日(月・祝)まで開催されている。
クリエイティブ・ディレクター兼写真家として活動する、フランス出身のPascal Viout。
写真家としてさまざまな雑誌に写真を寄稿する他、クリエイティブ・ディレクターとして多くの国際的なブランドのプロジェクトに携わり、これまでパリやマルセイユ、東京で写真展も開催してきた。
初の作品集である「PERMANENT VACATION 長い長い休み」は、日本での生活の中で目に留まる日常的な風景を、新鮮な視点で淡々と写真に収めた1冊。
時間は日本の美学において重要な概念であり、都市は絶え間なく変容し続ける。
こうした都市景観の変化は、まるでアートの展示に出くわしたかのような、予期せぬシーンとしてVioutの目の前に現れるという。
「絶えず変化する過程で、都市の物質や空虚、生命は調和をとりながら混ざり合い、1つのインスタレーションの風景として構成され、体験することができるのです。
日常が非日常になる場所、それが『PERMANENT VACATION』です」とVioutは語る。
書籍は限定300部のうち、50部がオリジナルミニプリントつきのスペシャルエディション。
5種類のランダムなイメージから、1枚が付属する。