Top photo:写真提供:ユーロスペース
Bunkamuraル・シネマが、François Ozonによる映画「Summer of 85」の公開を記念し、同監督の初期代表作3本を9月30日(木)までリバイバル上映中。
多岐にわたる話題作を発表し続ける、フランス映画界の巨匠 François Ozon。 彼が17歳の時に出会い、深く影響を受けたというAidan Chambersの小説「おれの墓で踊れ」を映画化した最新作「Summer of 85」には、少年たちのひと夏の恋物語が描かれ、その瑞々しさと疾走感で幅広い年代を魅了している。
今回、Bunkamuraル・シネマではOzonの長編2~4作品目に当たる初期代表作3本を、封切り当時の貴重な35mmフィルムでリバイバル上映。 上映期間中には、ロビーにて当時の日本版ポスターなどもディスプレイされる。
ラインナップするのは、17歳の男女の殺意を描いた寓話的怪作「Les Amants Criminels(邦題:クリミナル・ラヴァーズ)」、ドイツの映画監督 Rainer Werner Fassbinderの未発表戯曲を映画化したシュールな室内劇「Gouttes d'eau sur pierres brûlantes(邦題:焼け石に水)」、愛する人を失った女性の内面へ深く分け入った「Sous le sable(邦題:まぼろし)」。 30代前半にしてこの三者三様の作品を短期間で手がけたOzonの恐るべき才能に、その後の彼のフィルモグラフィーを経た今、改めて驚嘆させられる。
Ozonの原点が宿る最新の青春映画から、懐かしい35mmフィルムでのリバイバルまで。 新旧入り混じる鬼才監督の魅力を、存分に感じて。 BUNKAMURA LE CINÉMA 03-3477-9264 【François Ozon Special Screenings】 DATE: 〜9月16日(木)「焼け石に水」 9月17日(金)〜 9月23日(木・祝)「クリミナル・ラヴァーズ」 9月24日(金)〜9月30日(木)「まぼろし」 ※上映中の「Summer of 85」は終映日未定 PLACE:Bunkamura ル・シネマ ADDRESS:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 6階 ADMISSION:¥1,300(税込) ※「Summer of 85」のチケット提示で¥1,100(税込) WEBSITE:www.bunkamura.co.jp/cinema/
パーソナルな空間で心地よい孤独と共に楽しむ映画
映画世界の美学を追求したトラベルガイド
映画界の鬼才が描く、唯一無二の魅力に満ちた12作品
世界が惚れ込んだ、珠玉のインディペンデント映画
今週のおすすめアート
2025年最も注目された書籍
「瑠璃色」にまつわる3つのコラム - 五十嵐耕平/映画監督
2025年最も注目された作品
時代を映し続けてきたウズベキスタン映画の軌跡
「CHANCE」をテーマにした特別号の表紙2種が公開
聖夜の情景を見つめるストール
浮遊の中から生まれる強さ
海の気配と共に紡ぐ、1つの序章
旅とプリーツが紡ぐ衣服の軌跡
香りと潤いを届けるボディミスト
日常にある柔らかな瞬間
メンズアイテムが描く新しい輪郭に包まれて。杉咲花が魅せるダウンコートの今。
繊細なディテールに宿る眼差し
最新号の内容を紹介
世にも美しい名作たち 04
光と影のあわいに宿る「CHROME HEARTS」のアイウェア
杉咲花と「TATRAS」が軽やかに今をまとう、ダウンコートの新しい着こなし
世にも美しい名作たち 03
小さな雨の日の物語
矛盾から紡ぐ「AKIKOAOKI」の服作り
思い込みが形作る色や形の意味
そばに在り続ける、純白の雪景色
デザイナー 若林亜希子が「Duality」を紐解く
田中雅也「Duality」のエキシビションをレポート
ポーランドの注目デザイナーが紡ぐ、身にまとう芸術
作品集「Duality」が体現する田中雅也の写真表現
田中雅也による初の写真集「Duality」が「Lula BOOKS」より発売
「YOHEI OHNO」が語る、創造の歩み