Top Photo:© 2023 tempesta srl, Ad Vitam Production, Amka Films Productions, Arte France Cinéma
第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された、Alice Rohrwacher監督による「La Chimera(邦題:墓泥棒と失われた女神)」が、7月19日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座他全国にて順次公開。
今作は80sのイタリア・トスカーナの田舎町を舞台にした、ある墓泥棒たちによる数奇な物語。 忘れられない恋人の影を追う考古学愛好家のArthur。 紀元前に繁栄した古代エトルリア人の墓を発見できる特殊能力を持つ彼は、墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を売りさばいては日銭を稼いでいる。 ある日、稀少な価値を持つ美しい女神像を発見したことで闇のアート市場も巻き込んだ騒動に発展し、ギリシャ神話「Orpheus and Euridice(オルフェウスとエウリュディケ)」を想起させながら、切なく美しいラストへと繋がっていく。
監督を務めるのは、イタリア映画史の遺伝子を受け継ぎながら革新的な作品を発表し続けている、トスカーナ出身のAlice Rohrwacher。 2014年には長編第2作「The Wonders(邦題:夏をゆく人々)」で第67回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞、2018年には現代の聖人ラザロを描いた「Happy as Lazzaro(邦題:幸福なラザロ)」で第71回カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞するなど、イタリア映画界を代表する監督の1人として人気を集めている。 さらに、Sofia Coppola、Kelly Reichardtらがファンを公言するなど、映画業界からもその唯一無二の才能が評価されている。
主人公 Arthurを演じたのは、「God's Own Country(邦題:ゴッズ・オウン・カントリー)」で第20回英国インディペンデント映画賞主演男優賞を受賞したJosh O'Connor。 「Happy as Lazzaro」に感銘を受けた彼は、Rohrwacherに作品への出演を熱望する手紙を送ったことをきっかけに、本作の主演を務めた。
生と死、空想と現実が交差するマジック・リアリズム。 人間の果てしない探求を描く、ロマンティックな物語に酔いしれて。 BITTERS END www.bitters.co.jp/ 【La Chimera】 RELEASE DATE:7月19日(金) ※Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座その他全国で順次ロードショー WEBSITE:www.bitters.co.jp/hakadorobou/
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