Chantal Akerman

Top Photo:『囚われの女』 © Corbis Sygma - Marthe Lemelle

Chantal Akerman

女性の生き方を真摯に見つめる5作品

ベルギー出身の映画監督 Chantal Akermanの特集上映「シャンタル・アケルマン映画祭」が、ヒューマントラストシネマ渋谷にて4月29日(金・祝)から5月19日(木)まで開催。

『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』 © Chantal Akerman Foundation
『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』 © Chantal Akerman Foundation
『囚われの女』 © Corbis Sygma - Marthe Lemelle
『囚われの女』 © Corbis Sygma - Marthe Lemelle

1950年にベルギーのブリュッセルに生まれ、Jean-Luc Godardの「Pierrot Le Fou(邦題:気狂いピエロ)」を観たことをきっかけに映画の道を志したChantal Akerman。

中でも平凡な主婦の3日間の日常を淡々と描いた1975年の「Jeanne Dielman, 23, quai du Commerce, 1080 Bruxelles(邦題:ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地)」は映画界に革命を起こし、世界中の監督に影響を与えた。

©Jane Stein

今回の映画祭では「Jeanne Dielman, 23, quai du Commerce, 1080 Bruxelles」の他、「Je Tu Il Elle(邦題:私、あなた、彼、彼女)」、「Les Rendez-vous d’Anna(邦題:アンナの出会い)」、「La Captive(邦題:囚われの女)」、「La Folie Almayer(邦題:オルメイヤーの阿房宮)」の日本初の劇場公開となる5作品をデジタルリマスター版でラインナップする。

『オルメイヤーの阿房宮』© Chantal Akerman Foundation
『アンナの出会い』 © Chantal Akerman Foundation

まだ女性監督が珍しかった時代に、女性たちの社会や日常での生き方を真摯に見つめた作品の数々。

それらは短編、長編、フィクション、実験映画、ドキュメンタリーと、あらゆる境界を軽やかに飛び越えながら、Akermanを唯一無二の映像作家で孤高の存在たらしめている。

『私、あなた、彼、彼女』 © Chantal Akerman Foundation
『私、あなた、彼、彼女』 © Chantal Akerman Foundation

さりげない仕草や日常に潜む物語を鋭く観察した5作品。
幻想的な映像が魅せる、愛や狂気の世界を旅して。



MERMAID FILMS
03-3239-9401




【Chantal Akerman】
DATE:4月29日(金・祝)~5月19日(木)
※5月13日(金)~19日(木)まで追加上映が決定
PLACE:ヒューマントラストシネマ渋谷
ADDRESS:東京都渋谷区渋谷1-23-16
ADMISSION:一般 ¥1,900、大学生 ¥1,500、高校・中学生・シニア ¥1,000
FILMS:
「私、あなた、彼、彼女」(1974)
「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」(1975)
「アンナの出会い」(1978)
「囚われの女」(2000)
「オルメイヤーの阿房宮」(2011)
WEBSITE:chantalakerman2022.jp

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