Top Photo:Artwork photo courtesy of Alejandro Gonzales
キューバ人アーティスト Mabel Pobletによる日本初の個展「WHERE OCEANS MEET」が、CHANEL NEXUS HALLにて4月2日(日)まで開催中。
写真、ミクストメディア、ビデオアートなど多くの手法を取り入れて多彩な制作活動を行い、キューバの現代アートシーンで活躍するMabel Poblet。 Fidel Castro政権下のキューバで育った若い世代のアイデンティティーや、世界との繋がりといった自身の経験に基づく彼女の作品は、キューバ社会と今日の世界を語ることで、観る者にさまざまな問いを投げかけている。
今展では、Mabelが大切にしてきたテーマであり、島国ならではの文化的独自性を示す「水」、「海」について表現。 海は私たちを隔てると同時に結びつける存在であり、海をわたり国境を越える移民は、現代のキューバ社会において身近な現象と言える。 時には救いを、時には災いをもたらすその本質的な役割について、Mabelは良し悪しを判断することなく観察し、語り、問いかけている。
その他、人間の儚さを考察しピラミッド型の折り紙で構成された「My Autumn」シリーズ、旅先で撮影した写真のイメージを断片化し再構成した「Travel Diary」シリーズに加え、映像作品「SUBLIMATION」(「Buoyancy」シリーズ)といった、写真や映像、インスタレーションなどの新作34点がラインナップする。 自身のルーツを元に、多彩な手法で生み出された海の表象。 新星のエネルギーが示す、キューバと日本の共通点を見つめて。 CHANEL NEXUS HALL 03-6386-3071 【Mabel Poblet “WHERE OCEANS MEET”】 DATE:4月2日(日)まで開催中 TIME:11:00am~7:00pm ※入館は閉館の30分前まで PLACE:CHANEL NEXUS HALL ADDRESS:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階 ADMISSION FREE WEBSITE:nexushall.chanel.com/program/2023/mabel/
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