Kyoji Takahashi × Hideo Furukawa
写真家と小説家による「水霊」の表現
写真家 髙橋恭司と小説家 古川日出男の展覧会「水霊」が、LOKO GALLERYにて3月8日(土)まで開催中。
1960年、東京に生まれた髙橋恭司は、写真をはじめ、絵画、映像、インスタレーションなど多岐にわたるメディアを用いて制作するアーティスト。
1993年に出版した自身初となる写真集「The mad broom of life」のタイトルは詩人 Charles Bukowskiによってつけられたものであり、以後さまざまな表現を続けている。
古川日出男は1966年福島県に生まれ、1998年、長編小説「13」でデビュー。
掌篇から巨篇まで幅広いタイプの小説を書き続けながら戯曲や詩や評論、ノンフィクション作品も発表しており、朗読パフォーマンスなども含む縦横無尽な文学表現活動を続けている。
本展は、髙橋が描いた抽象絵画2点に、古川が「水霊」という言葉をあてたことを発端とする2人展。
髙橋が栃木県の井頭公園にて撮影した写真、その後小説家である古川が執筆した詩。
その詩を胡桃インクとガラスペンで書き連ね詩篇とし、製本したのちに燃やした一連のパフォーマンスを残した記録映像。
そして詩篇を朗読する古川を髙橋がボレックス・16mmフィルムのレンズをデジタルカメラに装着して撮影した映像など、連鎖して生み出された多様な作品群が展示される。
縄文期の跡を色濃く残す渋谷の一角で、さまざまに表現される「水霊」。
異なる分野で活躍する2人の作家の化学反応を確かめて。
LOKO GALLERY
03-6455-1376
【Kyoji Takahashi × Hideo Furukawa “Suirei”】
DATE:3月8日(土)まで開催中
※日曜、月曜、祝日休廊
TIME:11:00am~6:00pm
PLACE:LOKO GALLERY
ADDRESS:東京都渋谷区鶯谷町12-6
ADMISSION FREE
WEBSITE:lokogallery.com/archives/exhibitions/suirei