第二次世界大戦の影響で、60sから90sにかけてエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国で起こったヒューマニスト写真運動。

宗教や性など特定のトピックの撮影を禁じる厳しい国家検閲に対し、同国に生きたヒューマニスト写真家たちは視覚的な比喩や隠れメッセージ、検閲を逃れるための特殊なコミュニケーション言語である「イソップ言語」などを用いて、表現やアイデンティティー、真実の記憶の自由のために立ち向かった。

本展では、バルト三国で活躍した17人の伝説的なヒューマニスト写真家による200点以上の作品を展示。

日常の大切さ、表現の自由、芸術の社会的役割にフォーカスした写真群からは、ソビエト連邦時代を生きたバルト三国の人々のありのままの姿が感じられる。

また展覧会にあわせて、バルト三国で起こった重要な平和的デモ運動「バルトの道」など、文化を通した連帯と非暴力の抗議運動を体験できるARアプリもリリースされた。

写真家が光を当てた、同時代を生きたひとりひとりの人間性。
力強く優美な写真から、自由を希求したバルトの歩みを読み解いて。



SPIRAL GARDEN
03-3498-1171



【Human Baltic】
DATE：6月9日（日）まで開催中
TIME：11:00am～8:00pm
PLACE：Spiral Garden（Spiral 1階）
ADDRESS：東京都港区南青山5-6-23
ADMISSION FREE
WEBSITE：humanbaltic.com/ja/