Top Photo:©The George Hoyningen-Huene Estate Archives
ファッション界を牽引した写真家 George Hoyningen-Huene の個展「Master of Elegant Simplicity」が、CHANEL NEXUS HALLにて3月31日(日)まで開催中。
フランスやアメリカの有名ファッション誌で活躍する傍ら、ポートレートや旅の記録写真など幅広い作品を手がけていたGeorge Hoyningen-Huene。 1900年にロシアのサンクトペテルブルクで生まれた彼は、ロシア革命の最中にあった10代の頃にロンドンへ逃れ、その後パリへと移住。 1926年からは雑誌 VogueとVanity Fairのチーフフォトグラファーとして、ファッション写真やポートレートの発表を行う。
そして1935年に渡米してHarperʼs BAZAAR 誌に移籍し、1947年以降はハリウッドのArt Center Schoolで教鞭をとりながら、映画業界でも活躍の幅を広げた。 そのキャリアは同時代に活躍したGabrielle Chanelとも交差し、アートやファッション、映画の結びつきを写真で表現した先駆的なフォトグラファーとして名を刻んでいる。
日本で初めての大規模な個展となる本展では、代表的なファッション写真に加え、Chanelとの交流を物語る作品や著名人のポートレート、旅先での風景などを収めた約65点を展示。 照明を巧みに操るスタジオ撮影を得意とする一方で、野外でのファッション撮影をいち早く取り入れるなど、実験的な手法で新たな表現を生み出してきたHoyningen-Huene。 シュルレアリスムやモダニズム、新古典主義にインスパイアされた彼の革新性を目の当たりにできる機会となっている。
ファッション写真家として時代を導いたパイオニア。 卓越した感性から湧き出る芸術性に魅せられて。 CHANEL NEXUS HALL 03-6386-3071 【George Hoyningen-Huene “Master of Elegant Simplicity”】 DATE:3月31日(日)まで開催中 TIME:11:00am〜7:00pm ※最終入場は6:30pmまで PLACE:CHANEL NEXUS HALL ADDRESS:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階 ADMISSION FREE WEBSITE:nexushall.chanel.com/program/2024/ghh/
写真表現の時代変化を捉えた、韓国発のフォトマガジン
アートと自然が表現する生命の儚さ
「月へ行く30 の方法」を共に探求する映像祭
他者を通して見つめる己のアイデンティティー
今週のおすすめアート
新たな生命を吹き込まれた伝統家具
泡沫の少女時代を写した作品集
子どもたちの姿に宿る自然のピュアリティ
モダニズム建築の巨匠の円熟期回顧展
美しい装飾が奏でる、深く穏やかなエレガンス
放課後に訪れる自分だけの時間
プレイフルな色彩が揃う、柔軟なスニーカー
半世紀の時を経て公開される革新的なラブストーリー
驚きと喜びで捉える色彩の顕れ
多様な編み技術を用いたレッグウェア
タイムレスな魅力を放つ「GIVENCHY」の名品バッグ
「錫色」にまつわる3つのコラム - 朝吹真理子/作家
透明な静けさの中に映る、相反するきらめき
10周年を祝した記念号が発売
「ME ISSEY MIYAKE」が描き出す「日日是好日」の心
アートディレクターと写真家が交わす美しき対話
Lula Japan編集部に聞いた思い出の1枚
横浪修の作品集「Assembly Teshikaga」が「Lula BOOKS」より発売