Sam Falls 
                アートと自然が表現する生命の儚さ 
                
             
         
        
            ニューヨークとハドソンバレーを拠点に活動するSam Fallsの展覧会「サム・フォールズ展」が、小山登美夫ギャラリー六本木にて2月3日(土)から3月9日(土)まで開催。
         
        
 
Sam Falls Spring Snow 2023
Photo by Justin Craun
©Sam Falls, Courtesy of Tomio Koyama Gallery  
 
1984年にカルフォルニア州で生まれたSam Fallsは、リード大学で物理学、言語学、哲学などを学んだ後、2010年にICPバード芸術研究課程を修了。 
現在はニューヨークとハドソンバレーで制作活動を行い、2023年にはクリーブランド現代美術館やロサンゼルスの「DRIES VAN NOTEN」のスペース The Little Houseで個展を開催した。 
 
また過去には「LOUIS VUITTON」とのコラボレーションで「Capucines」のアートプロジェクトにも抜擢されるなど、多方面で活躍の幅を広げている。 
 
彼の作品は、自然や光、時間、偶然性を元にしたペインティング、写真、陶、ランドアート、ビデオインスタレーションと多岐にわたり、それぞれの分野を融合しながら異なる要素を共存させる。
 
 
Sam Falls Drape the dust of this world in droplets of dew 2023
Photo by Justin Craun
©Sam Falls, Courtesy of Tomio Koyama Gallery  
Sam Falls Night Music 2023
Photo by Justin Craun
©Sam Falls, Courtesy of Tomio Koyama Gallery  
 
また陶フレームの写真作品では、初めに咲いている花をインスタントフォトで撮影。 
 
その後、枯れたその花をつみ取り、成形した陶板に並べて焼くことで、花は灰となってその形跡が固まる。 
写真は花の盛りが過ぎたことを表し、実際の花は陶フレームの中に埋められることで、生命の儚さと自然のサイクルを多層的に表現する。
 
 
多様なプロセスを組み合わせて完成する、アートと自然の共作。 
揺れ動く生命と鑑賞者を繋ぐ作品群から、その存在や儚さを体感して。 
 
 
 
TOMIO KOYAMA GALLERY 
03-6434-7225 
 
 
 
【Sam Falls】  
DATE:2月3日(土)~3月9日(土) 
※日曜、月曜、祝日休廊 
TIME:11:00am~7:00pm 
PLACE:小山登美夫ギャラリー六本木 
ADDRESS:東京都港区六本木6-5-24 complex665 2階 
ADMISSION FREE 
WEBSITE:tomiokoyamagallery.com/exhibitions/falls2024/