BOOK SELECTION 2025

BOOK SELECTION

2025年最も注目された書籍

2025年、Lula Japan Webが最も注目する5冊をピックアップ。
1年の終わりに、本の力で疲れや澱みを浄化してみては。

Book | Kristina Rozhkova

ロシア・ペルミに生まれ、大学で哲学を学んだフォトグラファー Kristina Rozhkova。
作品群「THE BLISS OF GIRLHOOD」では、少女時代という眩しくも危うい時期の感覚が被写体となった少女たちの視点で捉えられている。
新たにギャラリー 写場が編集を加えた作品集「THE BLISS OF GIRLHOOD JAPAN EDITION」には、作品に滲み出る幼少期の体験や原風景など写場との交流の中で明かされた内容も収録。

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Book | Kotori Kawashima

写真家として多忙な日々を送る川島小鳥が初心に帰り自分を見つめ直すため、秋から春にかけて1人で韓国・ソウルに通う中で撮影された「サランラン 사란란 (Sa-lanlan)」。
高校生の時に交換留学で滞在し、彼にとって写真家になる以前の自身の痕跡を見つけられる場所であるソウルの街のエネルギーに触れながら、まっさらな気持ちで人や風景を写した写真群からは、これまでの作家像を取り払った、誰も見たことのない素顔が垣間見える。

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Book | Takako Noel

メキシコと日本を拠点とし、「生と死、魂はどこから生まれどこに向かっていくのか」という人間の根源的な問いをテーマに活動するTakako Noel。
彼女の魔術的とも言える写真は、夢の中のような精神世界を繊細に写し出し、彼女自身の死生観を反映する。
メキシコ・トゥルムに滞在しながら撮影された新作写真集「Cenote」には、タイムレスな幻想と一瞬のスナップが生み出す、心地よいアンチノミーが宿っている。

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Book | Kisshomaru Shimamura

世界を渡り歩き、哲学的な問いと向き合いながら情景を残していく写真家 嶌村吉祥丸。
さまざまな分野の表現者と協働し、写真を通じて人や物、世界と対話を試みている。
作品集「what is good?」には、過去10年間のキャリアで東京、パリ、ベルリン、モスクワ、ラオス、ニューヨークやポーランドなど世界各国を巡る中で、「“good”とは何か」という問いへ向き合うことから選ばれた写真群が収められている。

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Book | Masaya Tanaka

「Lula BOOKS」より刊行された写真家 田中雅也による初となる写真集「Duality」。
「相反するものの共存」をテーマに、矛盾する要素が共存する美しさに目を向けながら日々のささやかな瞬間が切り取られた。
フォルムや質感のユニークな魅力を写し出した淡く抽象的な写真群は、二元性を持つことの豊かさを鮮やかに物語る。

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