Top Photo:©︎Djordje Ozbolt Courtesy of TARO NASU Photo by Keizo Kioku
ロンドンを拠点に活動する、ユーゴスラビア出身のアーティスト Djordje Ozboltの個展「The pleasure principle」が、TARO NASUにて3月25日(土)まで開催中。 1967年に生まれ、セルビアのベオグラード大学にて建築を学んだ後ニューヨークへとわたったDjordje Ozbolt。 その後ロンドンに移住し、2000年にスレード美術学校で学士号を、2006年にはロイヤルアカデミーオブアーツにて修士号を取得した。 彼の独特の絵画世界は、絵画のようなファインアートだけでなく、商業デザインやファッション、音楽といった多様な文化から汲み取ったイメージを分解して再構成するという、コラージュにも似た手法によって作られている。
今展の主題となるのは、名画として認識されている西洋美術史上の著名な絵画の断片的なイメージ。 本来は強力な視覚情報であったそれらが、画像アプリで切り取られたかのように背景を失い、バラバラなモチーフとして残った姿は、さまざまな形で分断され断片化されていく、現代人の日常とアイデンティティーを思わせる。 色と線の塊として残された絵画の断片に、新たな意味を与える鑑賞者の視線。 切り取られた名画が辿る、「再生」の行方を目撃して。 TARO NASU 03-5786-6900 【Djordje Ozbolt “The pleasure principle”】 DATE:3月25日(土)まで開催中 ※日曜、月曜、祝日休廊 TIME:11:00am~7:00pm PLACE:TARO NASU ADRESS:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル4階 ADMISSION FREE WEBSITE:www.taronasugallery.com/exhibition/current/
写真作品に宿る、人の身体のような親近感
島国に生きる人々を運ぶ「海」の本質
墨流しに着想したコレクションを写真家が再解釈
遊び心を愛する2人の時代を超えたコラボレーション
自由と躍動感を体現した、Lula Japanディレクションのヴィジュアルを公開
実験的で遊び心に富んだ、謎解きのようなグラフィック
今週のおすすめアート
さまざまな事物の繋がりと価値を問う2作目の写真集
名画の断片が辿る、「再生」の行方
最新号の内容を紹介
中島セナと「AGNÈS B.」の洗練された春の出逢い
春光に重ねる、「LAURA MERCIER」の瑞々しい艶とピュアな血色
現代的な手法で生まれた夢の中の風景
写真を通して築かれる親密な関係
ユニークな色彩が投影する「MARNI」の新たな表情
モトーラ世理奈をミューズに迎えた「Lula BOOKS」第1弾が発売
作家を象徴するコレクションが構成する、共感に満ちた空間
与那国島で出会う、馬と少女の純真な生命