Top Photo:©Lin Shihyen
台湾出身の写真家 Lin Shihyen初の写真集「針の落ちる音」の刊行を記念した個展が、PURPLEにて4月14日(日)まで開催中。
1991年に台北で生まれ、東京藝術大学美術研究科先端藝術表現科を卒業したLin Shihyenは、身体と精神の関係性に関心を持ち、ポートレートを中心とした作品を制作する。
本作は自傷行為に向き合う人々のポートレートと、それらを取り巻く光景を写し出した作品集。 14年前に自身も自傷行為を始めたというLinは、死への恐怖を覚えるためであったと当時を振り返る。 そして30歳を過ぎた今、命というものが若い頃に思っていたよりもずっと強いものだと感じ、さまざまな形の強さを自身の目で見たくなったのだという。 彼女の写真は、日常の中の痛みは光によって息づき、ひとりひとりがその共有できない痛みから生まれる孤独において繋がりを帯びるのだと語りかける。
柔らかな光で照らされた、生きる意味を問い続ける人々の姿。 ポートレートを捉えるLinの真摯な眼差しが、それぞれの孤独を連帯させる。 PURPLE 075-754-8574 【Lin Shihyen “Hear a pin drop”】 DATE:4月14日(日)まで開催中 TIME:1:00pm~8:00pm ※土曜、日曜、祝日は11:00am~7:00pm PLACE:PURPLE ADDRESS:京都府京都市中京区式阿弥町122-1 3階 ADMISSION FREE WEBSITE:purple-purple.com/exhibition/lin2024/ 【Lin Shihyen “針の落ちる音”(Book)】 PRICE:¥5,500 AVAILABLE TO BUY FROM:purple-purple.com/book/harinootiruoto/
30年の時を経て捉え直した果物のポートレート
世界との対話が生んだ音色豊かな作品集
瑞々しく繊細に写し出されるヨーロッパの風景
写真展から再考する、誰もが生きやすい社会の在り方
夢幻的に紡がれる、少年少女の喪失と孤独
シンプルなパターンが生み出す唯一無二の造形
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太陽の光を求めて
純粋な感覚を落とし込んだ優美な世界観
眩い命の喜びを紡ぐ「片思い世界」
少女時代の日常へのノスタルジー
メゾンの歴史と手仕事を巡る旅
レースカーテンを着想源にしたモノクロームの世界
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