Top Photo:©Yoshihiko Ueda
写真家 上田義彦による展覧会が、麻布台ヒルズ内のGallery & Restaurant 舞台裏にて4月14日(日)まで開催中。 アート写真と広告写真というカテゴリーを超え、40年以上にわたり第一線でシャッターを切り続けてきた上田義彦。 ポートレートや森、家族など多様な主題を扱い、誠実で一貫した眼差しで、世界の至上の瞬間を捉えてきた。 普遍的な美をたたえたその作品群は国内外で高い評価を得ており、フランスのエルメス・インターナショナルやアメリカのケンパー現代美術館などに所蔵もされている。
本展では、1987年のシリーズを経て昨年新たに果物を撮影した作品を発表。 長い年月をかけて丁寧に構想を紡ぐことは上田作品の特徴と言え、30年以上の時を超えて捉え直したモチーフは、自然光や絵画の世界のような背景と、1つの画面で絶妙なハーモニーを醸し出している。 また今回の撮影では、写真でしか出すことができない鮮明なリアリティや果物としての象徴性、存在性や物語性が浮かび上がったという。 それはまるで果物のポートレートのようであり、写し出された本質的な「生」、そして対象物がまとう気配や重ねられた時間は、絵画のマティエールのような豊かさに表れている。 写真に収められた鮮明なリアリティと、生の気配をまとった果物たち。 上田の優しく鋭い視点が人々の目に重なり、多層的な世界を映し出す。 ARTSTICKER artsticker.app/ 【Yoshihiko Ueda Exhibition】 DATE:4月14日(日)まで開催中 ※月曜休館(ただし祝日の場合は開館、翌平日休館) TIME:11:00am~8:00pm PLACE:Gallery & Restaurant 舞台裏 ADDRESS:東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA地下1階 ADMISSION FREE WEBSITE:bit.ly/3TrmVq7
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