Treasures from Budapest

Top Photo:ヴァサリ・ヤーノシュ 《黄金時代》 1898年 油彩/カンヴァス
ブダペスト、ハンガリー・ ナショナル・ギャラリー
© Museum of Fine Arts, Budapest – Hungarian National Gallery, 2019

Top Photo:ヴァサリ・ヤーノシュ 《黄金時代》 1898年 油彩/カンヴァス
ブダペスト、ハンガリー・ ナショナル・ギャラリー
© Museum of Fine Arts, Budapest – Hungarian National Gallery, 2019

Treasures from Budapest

「ドナウの真珠」が誇る、めくるめく至宝たち

日本とハンガリーの外交関係開設150周年を記念した展覧会「ブダペスト——ヨーロッパとハンガリーの美術400年」が、国立新美術館にて、2020年3月16日(月)まで開催中。

ティツィアーノ 《聖母子と聖パウロ》 1540年頃 油彩/カンヴァス ブダペスト国立西洋美術館 © Museum of Fine Arts, Budapest – Hungarian National Gallery, 2019
エル・グレコ 《聖小ヤコブ(男性の頭部の習作)》 1600年頃 油彩/カンヴァス ブダペスト国立西洋美術館 © Museum of Fine Arts, Budapest – Hungarian National Gallery, 2019
オーギュスト・ルノワール 《少女の胸像》 1895年頃 油彩/カンヴァス ブダペスト国立西洋美術館 © Museum of Fine Arts, Budapest – Hungarian National Gallery, 2019
クロード・モネ 《トゥルーヴィルの防波堤、干潮》 1870年 油彩/カンヴァス ブダペスト国立西洋美術館 © Museum of Fine Arts, Budapest – Hungarian National Gallery, 2019
クルト・シュヴィッタース 《メルツ(ボルトニクのために)》 1922年 コラージュ/紙 ブダペスト国立西洋美術館 © Museum of Fine Arts, Budapest – Hungarian National Gallery, 2019

今展は、ハンガリー最大の美術館であるブダペスト国立西洋美術館とハンガリー・ナショナル・ギャラリーの所蔵品が来日する、25年ぶりのコレクション展。

16世紀ルネサンスから20世紀初頭のアヴァンギャルドの時代まで、約400年にわたる西洋美術の歴史を彩った130点もの絵画や素描、彫刻が一堂に会し、北方ルネサンスの巨匠 Lucas Cranach der Ältere(父)から、Tiziano Vecellio、El Greco、Giovanni Battista Tiepolo、Gustave Courbet、Claude Monet、Pierre-Auguste Renoir、そして20世紀初頭のドイツ前衛芸術の異才 Kurt Schwittersまで、各時代を代表する作家たちの名品が時代順・テーマ別で展示される。

シニェイ・メルシェ・パール 《紫のドレスの婦人》 1874年 油彩/カンヴァス ブダペスト、ハンガリー・ ナショナル・ギャラリー © Museum of Fine Arts, Budapest – Hungarian National Gallery, 2019
チョントヴァーリ・コストカ・ ティヴァダル《アテネの新月の夜、馬車での散策》 1904年 油彩/カンヴァス ブダペスト、ハンガリー・ ナショナル・ギャラリー © Museum of Fine Arts, Budapest – Hungarian National Gallery, 2019

また、日本では目にする機会の少ないハンガリーの近代絵画からも35点が出品。
ハンガリーでは19世紀から20世紀初頭にかけてナショナリズムの機運が強まり、芸術文化活動もきわめて活発に展開された。

展示作品の1つ「Lady in Violet(邦題:紫のドレスの婦人)」を描いたSzinyei Merse Pálは、当時のハンガリー近代絵画の展開に先駆的な役割を果たした画家。
彼はミュンヘンの美術アカデミーで絵画を学び、パリを訪れたことはなかったにも関わらず、印象派と関心を同じくする絵画表現を独自に追求し、着飾った都会の男女が野外で余暇を楽しむ近代生活の様相など、図らずも共通の主題に取り組んでいた。

結婚したばかりの妻 Zsófiaをモデルとして描いた本作は、制作当時、草木の黄緑色とドレスの紫色の強い対比が不評を招き、その表現の斬新さがほとんど理解されなかったものの、今日のハンガリーにおいては最も重要かつ魅力的な名画として広く愛されている。

その他、パリを拠点に国際的に活躍したMunkácsy Mihály、ナビ派の大家 József Rippl-Rónai、象徴主義の鬼才 Tivadar Csontváry Kosztka、世紀末の巨匠 Vaszary Jánosといったハンガリー近代美術を代表する画家たちによる、豊かな表現を堪能できる。


「ドナウの真珠」と称えられるハンガリーの首都、ブダペストの至宝。
卓越した美の集いが物語る400年の歴史に、思いを馳せて。



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【Treasures from Budapest: European and Hungarian Masterpieces
from the Museum of Fine Arts, Budapest and the Hungarian National Gallery
Japan-Hungary Friendship 150th Anniversary】

DATE:2020年3月16日(月)まで開催中 ※火曜、年末年始12月24日(火)~2020年1月7日(火)休館(ただし、2月11日(火・祝)は開館、2月12日(水)は休館)
TIME:10:00am~6:00pm ※金曜、土曜は8:00pmまで、入場は閉館の30分前まで
PLACE:国立新美術館
ADDRESS:東京都港区六本木7-22-2
ADMISSION:一般 ¥1,700、大学生 ¥1,100、高校生 ¥700

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