Top Photo:©Justin Mortimer
60~70s生まれの作家としてそれぞれ国際的に活躍するRadu Comsa、Justin Mortimer、Vitaly Pushnitskyの3名によるグループ展「104 INTRODUCES」が、104GALERIEにて10月30日(土)まで開催中(会期の前半のみアポイント制)。
Radu Comsaは、現在ルーマニア・クルージュ=ナポカを拠点に活動。 発掘、抜粋、参照から生まれるComsaの「Transcription」は、彼が影響を受けたモダニズム建築、コンクリート・ポエトリー、無調音楽の要素を視覚的な形態にすることによって、新しい概念を作り出す。 そして、ヴィジュアルアーティストとして蓄積してきた芸術や文化、言語に関わる深い見識を感じさせるような、自身の論理的思考に従って構築されたアートオブジェクトとなっている。
Justin Mortimerは、現在ロンドンを拠点に活動。 今展では、死の瞑想を連想させる枯れゆく花を描いたヴァニタス作品である「Hoax」、そしてその後に発展させた、スプレーを使用した作品「Breed」と「Taxa」の各シリーズの中から合計4点を紹介。 時に2mを超える「Breed」の大型のペインティングでは、油彩で実物の何倍も大きく描かれた花と、作品の表面を侵食するかのように広がるスプレーが、視覚的不協和音を作り出している。
サンクトペテルブルクを拠点に活動するVitaly Pushnitskyの作品の中には、社会主義リアリズムや現在のポスト社会主義表現を示唆するもの、Diego Velázquez、J.M.W. Turner、René Magritteのような巨匠をトリビュートした作品も数多く見られ、その表現方法はペインティングのみならずドローイング、彫刻、インスタレーションなど多岐にわたる。 近年の作品では肉体を通して世界を知覚し思考するということ、また肉体を失い、空間や時間という抽象概念としての世界を捉えるということの2つの違いを考察しており、色を通して絵画を知覚する試みが「Gap」シリーズの中で結実し、提示されている。 3名の作家による個性豊かな作品群。 それぞれが解釈し、再現前した世界を体感して。 104GALERIE 03-6303-0956 【Radu Comsa, Justin Mortimer, Vitaly Pushnitsky “104 INTRODUCES”】 DATE:10月30日(土)まで開催中 ※日曜、祝日休廊 ※10月16日(土)まではアポイントメント制 TIME:11:00am~5:00pm PLACE:104GALERIE ADDRESS:東京都目黒区青葉台1-20-4 FORCEビル 地下1階 ADMISSION FREE WEBSITE:104galerie.com/
新たな形で開かれる、アートブックとの出会いの場
未来に繋がる歴史との呼応
線と視線の曖昧な関係性
写真を介して紡がれた、表現者たちの人間模様
「me ISSEY MIYAKE」が描写する時間
造形的に落とし込まれる自身のルーツ
静謐な世界に顕現する日常の「かたち」
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自由について問う「もう1つの部屋」
記憶に咲く甘さ
シルエットを再解釈した、新たなクラシック
オノ・ヨーコによる、不在と存在の詩的な交錯
ライススタイルを洗練させる、美しさの土台
「NARS」が描く甘美なクリエイション
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最新号の内容を紹介
スペシャルムービーが伝える最新号の物語
優美な動きに映る「CHROME HEARTS」の洗練されたスピリット
春風と「THE ROW」が描く麗らかな姿
「ISSEY MIYAKE」が伝える紙と草花の美しさ
春光を浴びて色めく杉咲花と「NARS」の多彩な共演
「YOHEI OHNO」が語る、創造の歩み