Koichiro Iwamoto
深部に眠る記憶との再会
写真家 岩本幸一郎による写真展「Self harm」が、ALにて4月7日(水)まで開催中。
デジタルのみならずフィルムでのアナログ撮影を得意とし、ポートレートやファッションを中心に雑誌や広告において類のない表現で活躍する岩本幸一郎。
作家の内面にこそ存在する唯一無二の美しさをテーマとした「isolation」に次ぐ2年ぶりの新作展となる今展は、過去の追憶をモチーフに、自身の深部に眠っている記憶や経験、感情の機微と再会するという前展と一貫したアプローチを持つ。
当時の景色を写したフィルムのシートに傷をつけることで、彼自身の過去の、ある地点における心情が明快に表現された。
また、会場の音楽はnaomi paris tokyoが担当し、今展だけに用意された音源が展示会場を彩る。
感染症対策を万全に行った上で、4月2日(金)にはトークイベント(予約制)を開催予定。
哀愁さえ感じられる、刹那的な感覚。
奥深くに眠っている記憶を遡る旅へと導かれて。
【Koichiro Iwamoto “Self harm”】
DATE:4月7日(水)まで開催中 ※会期中無休
TIME:12:00pm~7:00pm
※最終日は5:00pmまで
PLACE:AL
ADDRESS:東京都渋谷区恵比寿南3-7-17
ADMISSION FREE
WEBSITE:al-tokyo.blogspot.com/