Top Photo:Bertien van Manen, Eva, Sasha and Alosha. Shachunia, 1993
オランダの写真家 Bertien van Manenの展覧会「Beyond the Image: Bertien van Manen & Friends」が、アムステルダムのStedelijk Museum Amsterdamにて、2月29日(土)から8月9日(日)まで開催。 1942年にオランダのハーグで生まれたBertien van Manen は、国際的な評価を確立した革新的なドキュメンタリー写真家の1人。 ファッション写真家としてそのキャリアをスタートさせるも、戦後アメリカ社会の実像を露わにしたRobert Frankの写真集「The Americans」にインスパイアされ、独自のプロジェクトに注力し始めた。 その後、密造酒を造る人々が暮らすアメリカのアパラチア山脈や、ソビエト連邦、中国、アイルランドなどを長期に渡って繰り返し訪れ、被写体と永続的で極めて私的な関係性を構築しながら、パーソナルで詩的な写真を撮影し続けた。
今展では、自伝的作品や1970年代にブダペストで撮影された最初のシリーズから、1980年代に女性の出稼ぎ労働者や修道女を捉えた白黒写真、激動する時代の波に呑まれた1990年代のロシアや中国の人々のストーリー、他人の家族写真を記録した2000年代の作品、2010年に夫を亡くした後のセンチメンタルな風景写真まで、計11シリーズに及ぶVan Manenの作品群をテーマ別に展示。 また、そのそれぞれが、Nan GoldinやBoris Mikhailov、Rineke Dijkstraなど、彼女と近いアプローチをとる14名の写真家たちの作品と対比をなすように組み合わせられることで、より広いコンテクストの中で語られている。
長い年月をかけて紡がれた、Van Manenの重層的なストーリー。 示唆に富んだ写真家たちとの対話が、その足跡を鮮やかに照らし出す。 STEDELIJK MUSEUM AMSTERDAM +31 (0)20 5732 911 【Beyond the Image: Bertien van Manen & Friends】 WEBSITE:www.stedelijk.nl/en/exhibitions/beyond-image-2
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