Top Photo:©Images Courtesy of Park Circus/Universal
脚本家 Charlie Kaufmanと映像作家 Michel Gondryのタッグによる「Eternal Sunshine of the Spotless Mind(邦題:エターナル・サンシャイン)」の製作20周年を記念した特別上映が、10月11日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて公開。
「失恋の痛みを忘れるために記憶を消せるとしたら?」という「もし」を描いた今作。 2004年に公開されると、その魔法のような独創性とビターでロマンティックな物語が共感を集め、第77回アカデミー賞で脚本賞を受賞した。 20年の時を経た今もなお、話題作「Past Lives(邦題:パスト ライブス/再会)」の劇中で言及されたり、世界的な映画レビューサービス Letterboxdから5月に発表された「最もファンの多い映画ランキング」で6位にランクインしたりと、多くの人にとって記憶に残る作品として人気を博している。
物語の主人公は、バレンタインの直前に恋人のClementineと破局してしまったJoel。 彼女が自らの記憶を消す手術を受けたと知り、自身も彼女との記憶を消そうと病院へ駆け込む。 施術後、彼女との日々を追想していく中で「この記憶を消したくない」と思い始めたJoelは、最後の記憶が消されようとする瞬間、記憶の中のClementineに「忘れないで、また会いに来て」と語りかけられ、本当の愛と向き合うことになる。
製作陣は「I’m Thinking of Ending Things(邦題:もう終わりにしよう。)」で絶賛された唯一無二の脚本家 Charlie Kaufmanと、BjörkやDaft Punk、Radioheadなどの名だたるミュージシャンのビデオを手がけた映画監督 Michel Gondry。 2人の奇跡的な化学反応と、Jon Brionが手がけたアイコニックなサウンドトラックによって、感傷と高揚、そしてノスタルジーを表現した傑作が生み出された。
そして主演を務めたのは、自ら出演を熱望したというJim Carreyと、自身が演じた数々の役柄の中でも「Clementineが特にお気に入り」と語るKate Winslet。 即興も多かったという2人の演技が、作品に瑞々しさをもたらしている。 特別上映では、「21世紀最高のラブストーリー」と称される今作が35mmフィルムによって映し出される。
脆くも永遠のものとなり得る、愛の存在。 痛みを互いに見つめ直すことから生まれる、希望の在り方が描かれる。 BUNKAMURA LE CINÉMA SHIBUYA MIYASHITA 050-6875-5280 【Eternal Sunshine of the Spotless Mind】 RELEASE DATE:10月11日(金) PLACE:Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下 ADDRESS:東京都渋谷区渋谷1-24-12 WEBSITE:eternal-sunshine-20th.info/
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