Top Photo：© 2022 Skopia Film, Alien Films, Warmia-Masuria Film Fund/Centre for Education and Cultural Initiatives in Olsztyn, Podkarpackie Regional Film Fund, Strefa Kultury Wrocław, Polwell, Moderator Inwestycje, Veilo ALL RIGHTS RESERVED

EO

ロバの目で人間のエゴイズムを映した鮮烈な映像体験

Art&Culture
05.May.2023

ポーランドの鬼才 Jerzy Skolimowski監督の最新作「EO（邦題：イーオー）」が、5月5日（金・祝）よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国にて順次ロードショー。

戦後のヨーロッパ映画界で最も評価の高い監督の1人 Jerzy Skolimowskiによる7年ぶりの新作であり、第75回カンヌ国際映画祭で審査員賞と作曲賞2部門を受賞した「EO」。

監督自身が「私が唯一、涙を流した映画」と語る、Robert Bressonの「Au Hasard Balthazar（邦題：バルタザールどこへ行く）」にインスパイアされた今作は、ポーランドとイタリアで撮影が行われた。

© 2022 Skopia Film, Alien Films, Warmia-Masuria Film Fund/Centre for Education and Cultural Initiatives in Olsztyn, Podkarpackie Regional Film Fund, Strefa Kultury Wrocław, Polwell, Moderator Inwestycje, Veilo ALL RIGHTS RESERVED

主人公は、愁いを帯びた瞳とあふれる好奇心を持つ灰色のロバ EO。

心優しきパフォーマー Kasandraのパートナーとしてサーカス団で生活していた彼は、ある日突然そこから連れ出されてしまう。
そんな予期せぬ放浪を通じて、善人にも悪人にも出会い、運命の歯車に耐えながら無邪気さを失わず荒波をくぐり抜けていくEOの旅が、時にロバである彼の目から描かれた。

人間の可笑しさと愚かさをまったく別の視点から体感するような無比の映像体験には、「鮮烈」、「近年の映画には希少な大胆さ」と、その革新性とオリジナリティに世界から多くの称賛が寄せられている。

ロバの澄んだ眼差しが紡ぐ、現代の寓話。
人間世界の歪みを見事に映した映像が、内省の旅へと連れ出していく。

FINEFILMS
finefilms.co.jp

【EO】
RELEASE DATE：5月5日（金・祝）
※ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国にて順次ロードショー
WEBSITE：eo-movie.com