Top Photo:© 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE
本当の自分を探す子どもの葛藤と寄り添う家族の姿を描いた映画「20000 Species of Bees(邦題:ミツバチと私)」が、1月5日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷その他全国で順次公開。
男性として生まれた自分の性別に思い悩む8歳の「私」と、その周囲でどう接したら良いのか葛藤する家族の視点が織り込まれ、それぞれの考え方で人生を生き抜く姿を映した本作。
夏のバカンスでフランスからスペインにやって来たある家族。母 Aneの子ども Cocó(バスク地方では「坊や」を意味する)は男性的な名前「Aitor」と呼ばれることに抵抗感を示すなど、自身の性をめぐる周囲からの扱いに悩み、心を閉ざしていた。 そんな中、叔母が営む養蜂場でミツバチの生態を知ったCocóは、蜂やバスク地方の豊かな自然に触れることで心を解いていく。 そしてある日、自分の信仰を貫いた聖Lucíaのことを知り、Cocóもそのように生きたいという思いが日に日に強くなっていく。
主演を務めたSofia Oteroは、当時9歳にして子どもが抱える孤独や不安を清らかに表現し、第73回ベルリン国際映画祭において、史上最年少で最優秀主演俳優賞を受賞。 ベルリン国際映画祭が2020年に男優賞・女優賞の廃止を発表し、翌年から性的区別のない主演俳優賞、助演俳優賞を新設した取り組みを体現する形となった。 本作で長編デビューをした監督のEstibaliz Urresola Solagurenは、トランスジェンダーというテーマだけでなく、母、祖母ら3世代の視点を交えて、「家族との関係が、自分探しの旅にどう影響するのかを探りたかった」と語っている。
緑豊かな美しい景色に包まれながら、自分探しの旅に出るCocóとその家族。 悩みながらも真っ直ぐに人生を歩む子どもと家族の愛に胸を打たれて。 UNPLUGGED 03-6434-7460 【20000 Species of Bees】 RELEASE DATE:1月5日(金) ※ヒューマントラストシネマ渋谷その他全国で順次ロードショー WEBSITE:unpfilm.com/bees_andme/
喪失と再生の旅を描いた青春映画
唯一無二の存在感を放つ香港映画監督の原点
22年の時を経て蘇る、伝説の青春映画
観る者の心を満たす、奇跡の物語
今週のおすすめアート
作家の記憶を綴った青い日記
新作キャンドルが織り成す、美しい香りの体験
アートのように立ち現れる日常風景
新しい場所になじんでいく変化の感覚
「NEW BALANCE」の新作「M1000WA」と紡ぐ、ファッションの喜び
優美な輪郭と自由な精神性が交わる、「GIVENCHY」のニュースタイル
モードの最先端で輝いた加茂克也の軌跡
自由な姿で謳歌する、「GOLDWIN」と輝きのひと時
最新号の内容を紹介
横浪修の作品集「Assembly Teshikaga」が「Lula BOOKS」より発売
のんアートブック「Non」が「Lula BOOKS」から発売
「CHROME HEARTS」の不朽のスピリットをたたえる、色鮮やかな肖像
ソフィア・コッポラをオマージュした夢幻的な世界
多彩な創造と自然の調和が紡ぐ新たな価値
「ISSEY MIYAKE」が表現する、自然の中の見えない形
横浪修が語る、「Assembly Teshikaga」のパーソナルな記憶
杉咲花とエターナルな「黒」
儚い蛍の光に託す、環境変化と世界への想い