「T3」の柱となるのは、東京の都市空間を活用して国際的なアーティストの作品を展示する都市型アートフェスティバル「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」、アジアのギャラリーやアーティストが集結するアートフォト市場を形成し、グローバルな写真文化を牽引するアートフェア「T3 PHOTO ASIA」、そして新進・中堅作家、キュレーター、批評家を対象とした育成プログラムを提供するプログラム「T3 New Talent 5 Views」の3つ。
カラー写真の巨匠 Stephen Shoreや世界的に注目を集める写真家 Melissa Schriekなどが参加する「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」の企画展「City as Garden」では、「都市」を固定されたインフラとしてだけでなく、人の行為や視線によって柔らかく耕される「創作の庭」と捉え、作家たちが個展という形で展開。
「T3 New Talent 5 Views」の企画展では、キュレーター部門で選ばれた池田佳穂が、同プロジェクトのアワードで選出された 5 名のアーティスト 鈴木麻弓、千賀健史、南川恵利、宮地祥平、THE COPY TRAVELERSを紹介するグループ展を開催する。
また欧州議会議員が推進する新進作家と実験的な写真表現の発信プラットフォーム STUDIOと連携した国際共同キュレーション企画「STUDIO+拡張する現代写真」や、50s以降に活躍した日本の女性写真家による代表的な写真集を通して、その視点や表現の多様性を紹介する展覧会「写真集でたどる日本の女性写真家のまなざし “Visions of Japanese Women Photographers Seen in Photobooks” from I’m So Happy You Are Here」も展開される。