Souta Kasahara
写真家が眼差す不確かなもの
写真家 笠原颯太の展覧会「May My Flawed Self Never Disrupt Your Flawless Silences」が、229GALLERY にて7月21日(月・祝)まで開催中。
1999年生まれの写真家 笠原颯太は、武蔵野美術大学を卒業し、現在はホンマタカシのアシスタントを務める。
2021年にはテラススクエアフォトエキシビションにて個展「can't see well when I hugu」を開催し、カメラを用いて記録や解釈の枠にとらわれないイメージの生成を試みている。
日本語で「私の不完全が、あなたの静寂を犯さぬように」を意味するタイトルの本展では、写真というメディアを通じて「定まらないかたち」や「光と空気の痕跡」といった流動的で不確かなものに向き合う眼差しを提示。
静けさをまとう作品群は、見られることや意味の伝達を目的とせず、ただそこに「在る」ことの痕跡として立ち上がる。
情報ではなく、世界との接触の記録であるそれらのイメージは、一瞬がすでにどこかへと向かう運動の中にあることを示していく。
像として現れる、不確かな形と光の跡。
ただ純粋に存在する写真たちの、静寂の中で佇んで。
229GALLERY
www.u-r-u.net/
【Souta Kasahara “May My Flawed Self Never Disrupt Your Flawless Silences”】
DATE:7月21日(月・祝)まで開催中
TIME:12:00pm~7:00pm
※土曜、日曜、祝日は8:00pmまで
※ただし7月21日(月・祝)は7:00pmまで
PLACE:229GALLERY
ADDRESS:東京都台東区台東4-24-2
ADMISSION:併設カフェにて1ドリンクオーダー制
WEBSITE:www.u-r-u.net/