Ryan Gander

Top Photo:《最高傑作》2013, Courtesy the artist and gb agency, Paris photo: Aurélien Mole

Ryan Gander

日常生活に転がる「当たり前」を問い直す空間

国際的な注目を集めるイギリスのアーティスト Ryan Ganderの大規模な個展「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」が、東京オペラシティ アートギャラリーで9月19日(月・祝)まで開催中。

《2000年来のコラボレーション(予言者)》 2018 公益財団法人石川文化振興財団蔵, Courtesy the artist and TARO NASU photo: Stevie Dix
《脇役(バルタザール、ヴェニスの商人:第3幕第4場)》2019-2020, 公益財団法人石川文化振興財団蔵, Courtesy the artist and TARO NASU photo: Stevie Dix
《クロノス・カイロス、14.58》2021, Courtesy the artist and Lisson Gallery, photo: Mark Waldhauser

1976年にイギリスで生まれたRyan Ganderは、オブジェ、インスタレーション、絵画、写真、映像など幅広い表現方法を用いて制作を行うアーティスト。

人々が日常生活で気に留めることすら忘れている当たり前の物事に着目した作品は、世界中のアートシーンで注目を集めてきた。

Ganderの制作の背景にある「見る」ということについての深い考察は、その知的な好奇心とユーモアが、鑑賞者の思考や創造力を刺激する。

《首にかけた重石(時間を無駄にしなかった証)》 2019, Courtesy the artist and TARO NASU, photo: Stevie Dix
《もはや世界はあなた中心ではない》 2008, 大林コレクション蔵, Courtesy the artist and TARO NASU, photo: TARO NASU
《時間の問題にすぎない》 2020, Courtesy the artist

今展は、時間、お金・価値、教育、よく見ないと見えないものなど、Ganderの一貫した関心を軸に新旧さまざまな作品を組み合わせ、大きな展示室を1つの作品として構成。

当初2021年に開催を予定していたもののコロナ禍で延期を余儀なくされた大規模個展が、満を持して実現した。
さらに、その際にGander自身の申し出によって代わりに開催された「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」も、今回同時に再開催されている。

《最高傑作》2013, Courtesy the artist and gb agency, Paris photo: Aurélien Mole

ユーモアを交え、「当たり前」を再考する空間。
「見る」ことが創り出す問いに、はっとするような発見をもらって。



HELLO DIAL
050-5541-8600




【Ryan Gander: THE MARKERS OF OUR TIME】
【Collection Exhibition curated by Ryan Gander.】

DATE:9月19日(月・祝)まで開催中
※月曜、8月7日(日)休館
※ただし、月曜が祝日の場合は開館、翌火曜休館
TIME:11:00am~7:00pm
※入場は6:30pmまで
PLACE:東京オペラシティ アートギャラリー
ADDRESS:東京都新宿区西新宿3-20-2
ADMISSION:一般 ¥1,400、高大生 ¥1,000
※中学生以下無料
WEBSITE:www.operacity.jp/ag/exh252/

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