Top Photo:Musculdy France 2011 © Patrick Taberna Top Photo:Musculdy France 2021 © Patrick Taberna
フランス人写真家 Patrick Tabernaの個展「いつものこと」が、Gallery OUT of PLACEにて11月12日(日)まで開催中。
1964年にフランス南西部のサン・ジャン・ド・リュズで生まれ、20代前半から世界を旅しながら写真を撮り始めたPatrick Taberna。 1987年からはパリに拠点を置き、写真クラブ Les 30×40やGalerie Camera Obscuraに所属しながら、ヨーロッパや日本といった各地の個展やグループ展で作品を発表してきた。 30代での結婚以降に制作された彼の作品の主な主題は、「家族との親密な時間」。 妻や子どもたちに対しても常に客観的であるPatrickの眼差しによって、それらは主観的なファミリー写真に陥ることなく、スナップ写真と構成的写真との狭間で絶妙なバランス感覚を保っている。 さらに近年は以前にも増して、肩の力が抜けた軽妙かつ意味深長な作風に到達している。
本展では、過去作から最新作までの膨大なプリントの中から、珠玉の約20点を展示。 写真はPatrickの個人的な出来事や記憶を写したものでありながら、鑑賞者をそれぞれの過去におけるある時点へと誘う。 そして鑑賞者は作家の眼差しと入れ替わるように、彼ら自身の甘酸っぱい過去を追体験することとなる。
無意志的記憶を喚起する、日常的なイメージ。 不思議な効果を備えた写真が、過去のワンシーンへと連れ出していく。 GALLERY OUT OF PLACE 0742-26-1001 【Patrick Taberna “mémoire involontaire”】 DATE:11月12日(日)まで開催中 ※月曜、火曜、水曜休廊 ※10月23日(月)~11月1日(水)休廊 TIME:12:00pm~7:00pm PLACE:Gallery OUT of PLACE ADDRESS:奈良県奈良市今辻子町32-2 ADMISSION FREE WEBSITE:www.outofplace.jp/ ※11月4日(土)6:00pm〜7:30pm作家在廊予定
モノクローム写真にあふれる「Y'S」の揺るぎない哲学
アバディーンで暮らす人々を捉えた心地よく繊細な情景
近作と新作から見る「即興性」
イギリス黒人によるクリエイティビティの歴史
個性を彩る3ブランドの注目ジュエリー
巳年を祝福するラグジュアリーなサンダル
今週のおすすめアート
さまざまな素材と技法の掛け合わせから生まれる関係
アートディレクターと写真家が交わす美しき対話
ミニシアターブームを牽引した不朽の名作
文字を繋いでデザインする優美なカスタムネックレス
10周年を祝した記念号が発売
都市の混沌と静寂の瞬間
金色のブロケードが包む贅沢なラッピング
京都を舞台に写した、青春をめぐる1冊
Lula Japan編集部に聞いた思い出の1枚
横浪修の作品集「Assembly Teshikaga」が「Lula BOOKS」より発売
軌跡と進化が織り成す「MACKINTOSH」2024年秋冬コレクション