Mie Morimoto

Mie Morimoto

ライカカメラで捉えた写真に宿る物語

写真家 森本美絵の個展「徒花の唄」が、MISAKO & ROSENにて9月14日(日)まで開催中。

1974年に岡山県備前市に生まれ、1997年に東京造形大学デザイン学科を修了した森本美絵。
現在は東京を拠点に制作活動を行い、これまでに「pH」や「テリトリー」、「去りながら」といった個展を開催し、また「pH」、「ongoing」などの刊行物を発表してきた。

本展を構成する新作の写真群は、2018年に開催された個展「テリトリー」で発表された作品と形式は似ているものの、森本の制作活動における大きな転換を示している。

新作を撮影したLeicaのフィルムカメラは、これまで使用してきた中判カメラとは対照的に、被写体に対して焦点がより当てられる一方でブレやすい。
その性質を通じ、森本が以前は避けていたある種のカジュアルさが取り入れられ、またイメージがペアで展示されることによって、制作に物語性を取り込もうとする姿勢が控えめながらも明確に示唆されている。


より親密な質感で写された、柔らかな空気や温度。
澄んだ眼差しの先にある物語に誘われて。



MISAKO & ROSEN
misakoandrosen.jp/



【Mie Morimoto “a light wind”】
DATE:9月14日(日)まで開催中
※月曜、火曜、祝日休廊
TIME:12:00pm~6:00pm
※日曜は12:00pm~5:00pmまで
PLACE:MISAKO & ROSEN
ADDRESS:東京都豊島区北大塚3-27-6 1階
ADMISSION FREE
WEBSITE:misakoandrosen.jp/exhibitions/25/05

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