Ittetsu Matsuoka

Top Photo:松岡一哲「bird」、2025年、Cプリント © Ittetsu Matsuoka / Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film

Ittetsu Matsuoka

固定概念を解きほぐす、柔らかな写真群

写真家 松岡一哲の展覧会「もっと深くて鋭くて、危なくて、たまらなく美しいやつ。 普通じゃないもの」が、タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムにて9月6日(土)から10月11日(土)まで開催される。

松岡一哲「bird」、2025年、Cプリント © Ittetsu Matsuoka / Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film

1978年岐阜県に生まれた松岡一哲は、スナップショットで撮影された私写真の系譜に属する作品で知られる。
東京を拠点に活動し、日常の身辺を写真に収めながらも等価な眼差しで世界を捉えてきた。

長年愛用しているフィルムカメラ OLYMPUS μで撮影された作品群は淡く統一された色調をまとい、独特の浮遊感を漂わせる。
その被写体は旅先で出会った風景や身近な人々、ヌード、そして光漏れにより偶然写り込んだ抽象的なイメージなど多岐にわたっている。

松岡一哲「Okinawa」、2025年、Cプリント © Ittetsu Matsuoka / Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film

本展では、今年撮影された作品を中心に、これまで一貫して示してきた自身の写真観をさらに色濃く反映させた近作約30点を展示。

被写体のブレや甘いピント、意図しない露光、現場で起こる予期せぬ事象を積極的に受け入れながら撮影される作品群は、その輪郭を柔らかく保ち、世界の一部をそっとすくい上げるように優しく手渡す。
脚光を浴びるものとそうでないものを分け隔てなく肯定する眼差しが、見過ごされてしまう場所や、切り取られない部分にも美しさが宿ることを、観る者それぞれに想起させる。


言葉によって形作られたバイアスをそっと崩していく独自の視点。
柔らかくほぐされた輪郭が、世界の未知の部分に気づかせる。



TAKA ISHII GALLERY PHOTOGRAPHY/FILM
03-6432-9212



【Ittetsu Matsuoka “Something deeper, sharper, more dangerous— and irresistibly beautiful. Something out of the ordinary.”】
DATE:9月6日(土)~10月11日(土)
※日曜、月曜、祝日定休
TIME:12:00pm~7:00pm
PLACE:タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム
ADDRESS:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル2階
ADMISSION FREE
WEBSITE:www.takaishiigallery.com/jp/archives/35041/

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