Moira x Mel × Madeleine Ray
ジュエリーデザイナーと写真家の2人展
ジュエリーデザイナー Moira x Melと写真家 Madeleine Rayの2人展「What’s Kept is Mine」が、229GALLERYにて9月2日(火)から7日(日)まで開催される。
東京を拠点に活動するジュエリーデザイナーであり、自身の名を冠したブランド「MOIRA X MEL」を展開するMoira x Mel。
自然の質感、歴史のロマン、建築物の構造をインスピレーション源に、天然の宝石を用いた繊細でエッジの効いた作品群を自身の手によって制作している。
Madeleine Rayは現在は東京を拠点に活動する、アメリカ出身の写真家。
ファッションの分野を中心に活躍し、ドリーミーかつメランコリックな写真群でデザイナーやアーティストとのコラボレーションも多数行っている。
本展のテーマは少女時代に感じられる脆さや柔らかさ、そして共感として認識される感情の地形。
Moiraがシルバーで制作したオブジェクトとMadeleineが撮影した写真作品によって構成され、5つの物語として展開されるインスタレーションが両者によって紡がれる。
Moiraが近年の探求から生み出した銀の羽の彫刻は軽やかで儚い一方、折れることのない不屈の強さを宿す。
その二面性は少女期の繊細さと生命力を象徴し、それに呼応するようにMadeleineの写真が記憶の断片や揺らぎを可視化する。
その眼差しを通してMoiraのオブジェクトは新たな物語性を帯び、観る者の感情に静かに触れていく。