Masaru Aikawa

Masaru Aikawa

再考される写真の真髄

アーティスト 相川勝による展覧会「In Developing」が、eitoeikoにて2026年1月31日(土)まで開催中。

1978年ペルーに生まれ、現在は東京を拠点に活動するアーティスト 相川勝。
2004年に多摩美術大学メディア芸術学科を卒業したのち、国内外でさまざまな展覧会に参加している。

本展では、写真から支持体を解放する試みとして相川が2020年より取り組んでいるUVレジンを用いた写真作品を発表。
Joseph Nicéphore Niépceによる最古の写真撮影からおよそ200年が経った現在、写真技法の発展と更新はデジタル技術によって支えられるようになった。
相川は、制作の最終局面で印画紙やフォトペーパー、モニターやスマートフォンを眺めて写真を確認する行為に疑いの眼差しを向ける。
光を通じて得られた情報が画像として収められる過程における、支持体の必要性への懐疑が、作品群を介して現前する。
光ある限り現在から未来へと像を現し続けるそれらは、文字通り「現像中」となり、鑑賞者は光から像が生まれるという写真の本質的な瞬きを体験する。

前提を覆すユニークな作品群。
斬新な方法で、伝統ある写真というメディアの真髄が問い直される。



EITOEIKO
03-6873-3830



【Masaru Aikawa “In Developing”】
※日曜、月曜、祝日定休
※12月28日(日)~2026年1月12日(月・祝)は冬期休廊
TIME:12:00pm~7:00pm
PLACE:eitoeiko
ADDRESS:東京都新宿区⽮来町 32-2
ADMISSION FREE
WEBSITE:eitoeiko.com/exhibition.html

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